筋肉の追求がもたらす地獄とは？横川尚隆のしくじり体験を考える

2023年10月11日、ABEMAの人気番組『しくじり先生俺みたいになるな!!』に登場したプロボディビルダーの横川尚隆さん。彼が語る「筋トレに沼りすぎて地獄を見ないための授業」は、筋肉を追求する多くの人々にとって、単なるエンターテインメント以上の内容でした。

筋トレの急増とその罠

番組冒頭、横川先生は「現在、20代から50代の社会人の41%が筋トレを実施している」と紹介し、健康志向の高まりに言及しました。しかし、横川先生は健康を求めるあまり過度な筋トレに没頭することが、時に思わぬ問題を引き起こすリスクがあると警告しました。

横川先生自身、筋トレにのめり込みすぎて「体調不良の連続」「彼女との破局」「600万円の借金」など、多くのしくじりを経験しました。彼が伝えた「筋肉を求めた先に起こる『3大地獄』」は、視聴者に深い印象を残しました。

筋トレの地獄、その内容とは

1. 体調を崩す

横川先生が最初に挙げた「地獄」の一つは、体調を崩しやすいという点でした。この現象は「オープンウインドウ」と呼ばれ、激しい運動後に一時的に免疫力が低下することが原因。横川先生は「タンクトップがユニフォームになっているので、この状態で仕事をしなければならない。そのせいで毎回収録で体調を崩す」と状況を語りました。

2. お腹を壊す

次に挙げたのは、即お腹を壊すこと。彼は体系的な食事ルーチンを持つものの、異なる食生活に陥ると胃がショックを受けるため、すぐに体調崩すことが多いと説明。さらに、彼は「マッチョタレントとしての仕事が大食いのオファーがくるが、食べないと『マッチョなのに食わないんだ』という空気になる」と独特の職業の宿命について語り、その中でもタレント業が好きで楽しんでいると告白。

3. 会話ができない

最後に、横川先生が述べたのが「糖質制限による頭の働きの低下」です。「大会前に身体を絞るため、極端な糖質制限を行うと会話すらままならない」という体験談は、筋トレを行う人々に警鐘を鳴らしました。共演者からも共感を得ながら、その過酷さを実感させられる内容でした。

学びを得るために

その後のトークでは、横川先生が過去の撮影現場での苦労や大好きなラーメンを食べる際の覚悟なども明かし、視聴者に「筋肉に沼る前に覚えておいてほしい」とメッセージを届けました。彼の授業の最後には「筋トレを楽しむことが重要だが、過度な追求は注意が必要だ」と語り、収録後は爆笑の渦を巻き起こしました。

このように、横川尚隆さんの経験から学ぶことは多く、特に健康志向が高まる今、必要なメッセージだと言えるでしょう。実際に彼が体験した地獄が、今後の筋トレ愛好者たちにとって良い教訓となれば幸いです。

本編は7日間に渡り無料で視聴可能。ぜひご覧いただき、彼の貴重な経験からの教訓を学んでみてください。