直木賞作家として名を馳せる澤田瞳子氏がこのたび新作『孤城 春たり』を11月29日(金)に発刊することが決定しました。この作品は彼女初の幕末群像劇で、歴史ファンにとっても注目の一冊となるでしょう。
作品の内容
『孤城 春たり』は、岡山県高梁市を舞台にした備中松山藩の物語です。物語の中心にいるのは、陽明学者の山田方谷。彼は借財10万両を抱える藩の財政改革を託され、倹約令や殖産興業、藩札の刷新などの施策を実施しました。わずか7年で出した結果は見事で、借財を完済し、さらには10万両の蓄財を得るまでに至ります。
しかし、幕末という時代の変動は、彼ら藩士たちにも影響を与えます。尊皇攘夷という声が高まる中で、藩主板倉勝静の立場から藩は逆風に晒され、ついに追討令が下されることとなります。時代の波に懸命に立ち向かう人々の姿を、澤田氏は緻密に描いています。
著者のプロフィール
澤田瞳子氏は1977年京都府で生まれ、同志社大学で文化史学を専攻しました。2011年にデビュー作『孤鷹の天』で中山義秀文学賞を受賞し、その後も多数の賞を獲得するなど、精力的に執筆を続けています。直木賞を受賞した『星落ちて、なお』などの作品により、彼女の名声は不動のものとなりました。
発売記念サイン会の案内
新作の発刊を記念し、12月1日(日)には八重洲ブックセンターグランスタ八重洲店でサイン会が開催されることも併せてお知らせします。参加には事前の予約が必要となり、予約を済ませた方には、発売日以降に書籍を購入することで参加券が手に入ります。
サイン会の詳細は以下の通りです:
- - 日時: 2024年12月1日(日)15:00~
- - 会場: グランスタ八重洲店内特設会場
- - 対象書籍: 『孤城 春たり』(税込2,420円)
- - 参加方法: 予約受付カレンダーより参加予約を行う
サインをお持ちの方には写真撮影の機会も設けられていますが、他のお客様が映り込まないように注意が必要です。また、サインは購入した書籍のみにすることが定められており、お一人様1冊の制限がありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
この機会を逃すことなく、澤田瞳子氏の新作を手に入れ、サイン会に参加しましょう。詳細や申込は八重洲ブックセンターの公式サイトで確認できます。