滑川市が全国初！モザイクワークの組織診断サービスを導入

滑川市が初めて導入した「モノサシ」

富山県滑川市が、全国の自治体の中で初めて組織診断サービス「モノサシ」を導入しました。このサービスは、組織内の見えにくい「人と人とのつながり」を可視化するもので、従来の方法では見えてこなかったコミュニケーションの側面に注目しています。導入したのは、滑川市役所の職員だけでなく、市が運営している保育所、図書館、児童館、給食調理センターなどの公共施設も含まれており、広範な目的で利用されています。

「モノサシ」の具体的な機能

「モノサシ」は、ネットワーク図を用いて、組織内の繋がりを可視化します。この可視化は、以下の4つの観点によって行われます。

- コミュニケーション: 組織内の情報の流れや意思疎通の状態を明らかにします。
- 心理的つながり: 職員間の心理的な結びつきを測定し、信頼感や協力の姿勢を理解します。
- スキル継承性: 組織内のスキルのバランスを把握し、必要なスキルの継承が行われているか評価します。
- 未来志向性: 組織が今後の方向性や挑戦に対してどのように考えているかを解析します。

この4つの観点を通じて、滑川市は組織改善の必要がある部分を特定し、具体的な対応を導き出すことが期待されています。

滑川市の期待と今後の展望

滑川市の柿沢昌宏副市長は、「市民サービスの向上のためには、組織力の強化が最も重要だ」と強調しています。「モノサシ」を通じて現状分析を行い、市役所の組織力向上へ向けた方向性を明確に把握できたことを喜ばれています。今回は初の取り組みであり、その結果が将来的に滑川市の政策運営や住民サービスの充実に役立つことが大いに期待されています。