月刊文芸小説誌『小説野性時代』9月号が登場
株式会社KADOKAWAが発行する月刊文芸小説誌『小説野性時代』の2026年9月号(vol.272)が、8月25日に配信されました。この号では、注目の短編や連載作品が多数掲載されており、読者に新たな物語の世界を提供します。
充実のラインアップ
読切作品:古内一絵『スイーツアラモード』
古内一絵の最新作『スイーツアラモードドバイチョコレート』は、令和8年を舞台に、大学生の琴音が描かれています。彼女は、競争をしない社会で育ちましたが、就職活動の厳しさに直面します。「普段のいい子」を通用させることができない壁にぶち当たる琴音の姿は、現代の学生たちの苦悩を映し出しています。読者は彼女の葛藤を通じて、自身の経験を重ね合わせることができるでしょう。
連載作品第2回:佐藤亜紀『天国の門』
この号のもう一つの注目作は、佐藤亜紀の『天国の門』です。物語はナチス政権が台頭していた1930年代のドイツを背景にしています。国家労働奉仕団に参加したヨアヒムが直面する社会の混乱と恐怖は、歴史的な背景を持つ深いテーマを掘り下げています。読者は、彼の視点を通じて歴史が人々の生活に与える影響を実感することでしょう。
ミステリー作品:東川篤哉『谷根千ミステリ散歩』
東川篤哉が贈る『谷根千ミステリ散歩火のないところに煙あり後篇』は、ゆるくて愛らしい名探偵とユーモアたっぷりの女性ミステリ作家が繰り広げる下町本格ミステリーです。猫を愛する彼女たちの推理劇には、思わず笑ってしまう要素が満載です。読者を惹きつける軽快な文体と持ち味あるキャラクターたちが印象的です。
短期集中作品:小野寺史宜『祝日集敬老の日 じいじ』
さらに、小野寺史宜の短編『祝日集敬老の日 じいじ』も注目です。85歳の由井幹男が敬老の日に振り返るエピソードには、喜怒哀楽が詰まっています。彼の人生における出来事が、深い感慨を呼び起こし、読者に人生の意味を再考させる内容になっています。
発行情報
この最新号は、電子雑誌として配信されており、定価は385円(本体350円+税)です。新たな物語を求める読者にはぴったりな内容となっており、毎月25日に定期的に配信されています。また、角川文庫・ラノベ読み放題や、オフィシャルサイト、さらに「カドブン」「カクヨム」「note」といったプラットフォームでも作品が楽しめる予定です。
『小説野性時代』2026年9月号は、豊富なラインアップと洗練されたストーリーで、読者を魅了することでしょう。ぜひ、ダウンロードして新しい文学の世界に触れてみてください。