環境に配慮したハイブリッドラフターが登場
株式会社加藤製作所は、2024年11月8日より新しいハイブリッドラフターSR-250HVの受注を開始することを発表しました。この製品は、運転席とクレーン操縦席が統合された建設用クレーン車、ラフテレーンクレーンの一種で、まず初めてのハイブリッド式という点で注目を集めています。
開発の背景
近年、建設機械の分野でも環境問題が取り上げられる中、CO2排出量を削減するために従来のディーゼルエンジンから電動式への移行が進んでいます。しかし、大型建設機械に必要な高出力と大容量のバッテリーは、コストを著しく押し上げる原因となります。さらに、日本国内では充電ステーションの整備が遅れており、電力だけで運転することに対する不安もあります。そこで加藤製作所は、充電の心配がなく、適正価格で提供可能なクレーン車の開発を目指しました。結果、ハイブリッド式のラフテレーンクレーンが最適な選択肢とされたのです。
ハイブリッドラフターとは
SR-250HVは、ディーゼルエンジンと電動モータの両方を装備したハイブリッド機種です。このクレーン車は、建設現場でCO2排出をゼロにすることが可能で、環境保護への貢献はもちろん、通常のエンジン稼働による作業も未だ行える柔軟さを持っています。特に、業界初の通常使用ならびに外部電源油圧ユニット「EK-UNIT」を搭載しており、電源が確保できる現場では、完全に電力のみで作業が可能です。
環境への寄与と今後の展望
加藤製作所は、このハイブリッドラフターを通じて環境問題係の解決に寄与し、持続可能な社会の実現を目指しています。また、市場ニーズに即した製品開発を行い、今後も環境に優しい建設機械の普及を加速していく方針です。環境対応型製品の普及が進むことで、カーボンニュートラルの実現も後押しすることでしょう。
会社情報
株式会社加藤製作所は、東京都品川区に本社を構え、建設用クレーンや油圧ショベルなどの製造・販売を行っています。1895年に創業し、約130年の歴史を持つ企業として、信頼性の高い製品をお届けしています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください
加藤製作所。
これからも加藤製作所の新しい技術と製品に注目が集まることでしょう。