町田市に誕生したAIナビゲーター
アクロスロード株式会社が開発した最新の行政手続き支援サービス「AIナビゲーター」が、東京都町田市に導入されます。このサービスは、最先端の技術を駆使し、ジェネレーティブAIと3Dアバターを融合させた画期的なソリューションです。市民はこのAIを通じて、いつでも自分のペースで手続きの詳細を確認し、必要書類の取得をスムーズに行うことができるようになります。2024年7月からサービス提供が開始される予定です。
サービスの背景と目的
「AIナビゲーター」の導入は、2023年5月29日に締結されたNTTデータと町田市の連携協定に基づくものです。この協定では、スマートシティ実現に向けて、市民向けのデジタルサービス向上や業務改革に取り組むことが約束されています。町田市では、数多くの行政手続きが日常的に行われており、デジタルに慣れていない市民でも手続きをしやすい環境が求められています。
その中で「AIナビゲーター」は、オンライン手続きの案内を簡便にし、さらに市の提供するデジタルサービスをまとめてアクセスできる「まちドア」というポータルサイトの一部として展開されます。
AIナビゲーターの特徴
1.
自然な対話形式での案内
AIナビゲーターは、Microsoftが提供するAzure Open AI Serviceを利用して作られています。これにより、町田市に関する情報が自然な形式で市民に提供され、オンライン手続きの案内がスムーズに行えるようになります。
2.
簡単な検索機能
何の手続きが必要なのかわからない時でも、複雑な操作を求められることはありません。ユーザーはチャット入力または音声入力を通して質問し、提示された選択肢から手続きに必要な情報を簡単に取得することができます。
3.
親しみやすいデザイン
市民投票で選ばれた親しみやすい2つの3Dアバター、「マチネ」と「マーチ」が、市民の手続きを助けます。これにより、オンライン手続きが一層楽しくなり、コミュニケーションを通じて市民の疑問に答えてくれます。
アクロスロードの技術支援
アクロスロードは、今回はNTTデータと協力し、AIナビゲーターの導入を支援しました。同社はスピーディーで柔軟な対応に定評があり、お客様のニーズに基づく最適なソリューションを提供しています。クラウドサービスリソースを最大限に活用し、AIプロジェクトの成功を確実なものとしました。
また、オルトプラス株式会社からの支援も受け、スムーズなプロジェクト進行が実現しました。
今後の展望
AIナビゲーターは、単に行政手続きの案内をするだけでなく、町田市のデジタル化を進めるための重要なツールとして期待されています。アクロスロードは、このサービスを通じて顧客と共に取り組む姿勢を貫き、今後さらに利便性の向上に努めていきます。また、メタバースプラットフォームとの連携による新たな可能性の探求にも取り組みます。
この取り組みは、町田市、NTTデータ、オルトプラス株式会社との連携により実現されたものであり、より良いサービスの提供に向けた意欲が伺えます。AIナビゲーターの活躍できる場はまだまだ広がっていくことでしょう。