日本橋三越本店で、漆造形作家Shikiが主催する特別展「shiki展-漆の器とアート-」が、12月10日から16日までの期間に開催されます。このPOPUP展は、Shikiにとって三回目の開催で、漆の深い質感と木の温もりが織りなす造形美が目玉です。展覧会では、折敷や一輪挿し、漆を用いたキャンバス作品などが紹介され、その美しさは訪れる人々に強く訴えかけます。
今回の展覧会で特筆すべきは、白磁の陶芸家である生嶋花とのコラボレーションです。彼女が手がける茶器や酒器との組み合わせを通じて、さまざまな素材同士の対話が生まれることが期待されています。まさに、現代の日本の美意識を探求する場となるでしょう。
Shiki(喜代田佑人)は、岐阜県多治見を拠点に活動する漆造形作家で、2020年にShiki craft worksを設立しました。彼は「木を生かし器で喜びを」という理念のもと、伝統を重んじながらも新しい表現を追求しています。彼の作品はいずれも、落ち着いた風合いと温かみ、そして繊細なアートを融合させ、観る人の感性を呼び覚ます力を持っています。
例えば、展示されるアートボード「流動」は297,000円(税込)で、漆と木材を素材にして作られた作品です。寸法は645mm×30mm×645mmで、独特の空間を醸し出しています。また、汁椀や折敷など、日常使いできるアイテムも展開され、価格はそれぞれ11,000円(税込)と16,500円(税込)です。
生嶋花の作品も目を引くものがあります。冬に咲く花をテーマにした拭き漆の作品は220,000円(税込)で、磁器との組み合わせがさらに印象的です。彼女の上手急須や湯呑みセット、片口、ぐい呑みなどは、いずれも磁器土と結晶釉を使用し、価格は4,950円から27,500円(税込)まで幅広く揃っています。
この特別な展覧会は、日本の伝統と現代のアートが交わる非常に貴重な機会です。日本橋三越本店の本館5階に位置するクリエーターズテーブルで行われるこの展覧会は、観賞者に新たな視点を提供することでしょう。ぜひこの機会に、Shikiと生嶋花の作品を直接目にして、その魅力を体感してください。
展覧会の詳細情報は、会場にてご確認ください。なお、数に限りがある商品もございますので、品切れの際にはあらかじめご了承ください。