埼玉県の動物専門学校生が実施した外科研修プログラム
埼玉県内で愛玩動物看護師の育成に力を注いでいるシモゾノ学園大宮国際動物専門学校は、どうぶつの総合病院 専門医療&救急センターと連携し、2024年9月に3年生を対象とした外科研修プログラムを行いました。この取り組みは、質の高い動物看護師を育成し、動物医療の現場に貢献することを目指しています。
実践的な研修内容
研修の午前中には、参加学生たちはまず麻酔導入や周術期の動物看護師の役割に関する予習動画を視聴。その後、実際の手術見学が行われました。この見学では、麻酔導入、毛刈り、消毒、さらには術後管理についての実践的なレクチャーが行われ、学生たちは動物看護に求められる技術や知識を身につけることができました。
午後には、専門診療棟およびER(救命救急)棟の見学が続きました。ER棟では、杉山看護師長がICUとモニターの使用法や術後管理について講義し、現場での実際の業務を体験の中で学びました。このような体験を通じて、学生たちは動物医療における様々な業務の役割を理解し、必要な意識や技術、立ち居振る舞いについて具体的に学ぶ貴重な機会となりました。
学生の将来に向けたキャリア支援
今回の研修は、二次診療施設での実臨床研修を含んでおり、動物看護師を目指す学生にとって将来のキャリア選択において有益な経験となりました。当院では、円滑な就職活動につながることを目指し、今後もこのような研修プログラムを実施する予定です。これにより、学生の皆さんが動物医療の現場で自信を持って活躍できるよう支援していきます。
研修概要
- - 対象: シモゾノ学園大宮国際動物専門学校3年生
- - 実施日: 2024年9月18日(水)、19日(木)、25日(水)、26日(木)
- - 場所: どうぶつの総合病院 専門医療&救急センター
- - プログラム内容:
- 病院紹介および二次診療施設の説明
- 手術の見学(麻酔導入から術後管理まで)
- 専門診療棟およびER棟の見学
埼玉県川口市に位置する
どうぶつの総合病院 専門医療&救急センターは、3105.05㎡の敷地に1階と2階を有し、動物看護の実践的な教育環境を提供します。この取り組みを通じて、動物医療の未来を担う人材の育成に寄与していくことが期待されています。