塗り壁に吸音機能追加
2026-03-04 12:48:24

ピクシーダストテクノロジーズと四国化成建材、塗り壁に新機能を追加する革命的共同開発

塗り壁に新たな吸音機能を加える共同開発



先日、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)と四国化成建材株式会社(以下、四国化成建材)が、新たに共同開発を始めることを発表しました。このプロジェクトでは、四国化成建材が提供する塗り壁に、PxDTの組み込み型吸音モジュール「iwasemi™ OC-β」を組み合わせ、音環境を改善することを目指しています。塗り壁材が持つ「吸湿」や「消臭」といった機能に加え、最近の社会的な課題として注目されている子ども施設の室内騒音環境の改善に寄与することが狙いです。

子ども施設で深刻化する音の問題



保育園や認定こども園などの子どもが集まる施設では、騒音が子どもにとってだけでなく、保護者や職員にとってもストレスの原因となっています。2025年11月には、日本建築学会がこども家庭庁に対して、子ども施設の音環境を改善する要望書を提出するなど、音の問題に対して社会的な関心が高まっています。大きな音が子どもたちの学びや遊びの環境に与える影響は無視できず、この共同開発はその解決のための一歩となるでしょう。

新たな吸音機能の提案



本共同開発において、PxDTが開発する「iwasemi™ OC-β」は、四国化成建材の塗り壁材と融合し、意匠や素材の美しさを損なうことなく、吸音性能を強化します。これは従来の「後付けで貼る吸音材」ではなく、内装の一部として吸音機能を組み込むことで、設計の自由度を確保しつつ、子ども施設に求められる快適な音環境を創り出すことを目指しています。

左官文化の継承に向けた取り組み



本取り組みでは、塗り壁材の開発だけでなく、子どもたちが実際に塗り壁に触れる体験キットの開発も進めています。この体験を通じて、子どもたちは左官文化を理解し、素材の魅力や技術を次世代へと伝える機会を得ることができます。左官職人の減少が問題視されていますが、その解決に向けて、学びの場を提供することにも重点を置いています。

今後の展示と展開



現在、この共同開発の成果物や体験キットは、2026年6月2日から4日に東京ビッグサイトで行われる「オルガテック東京2026」に展示される予定です。PxDTと四国化成建材は、子ども施設のほか公共施設や教育施設への展開も視野に入れ、新しい内装の形を提案していく考えです。

iwasemi OC-βの特性について



iwasemi OC-βは、音響メタマテリアル技術を利用した吸音モジュールで、人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)に特化した吸音性能を持っています。この製品の重要な特長として、意匠・素材・施工の自由度が挙げられます。

1. 表装材の選択自由度



このモジュールは空間の素材計画に合わせて吸音機能を組みこむことができ、内装のスタイルを保ちつつ音環境を整えることを可能にします。これにより、視覚的な印象を壊すことなく、機能性を加えることができます。

2. 設置仕様の選択自由度



iwasemi OC-βは、両面テープやマグネット、ビス固定など、複数の設置方法に対応しており、現場の条件に応じて自由に組み込むことができます。これにより、施工の柔軟性を高めることができます。

3. 会話音に特化した吸音性能



人の会話音に特化しているため、会議やカウンセリングなど音声が重要な空間で集中しやすい環境を提供します。これは、教育・医療・ビジネスなどの多様なシーンでの音環境を改善する手段となります。

まとめ



ピクシーダストテクノロジーズと四国化成建材は、異なる技術や文化を融合させ、音環境の価値を見直しながら、今後さらに多様なプロジェクトを展開していく予定です。新たな吸音機能を持つ塗り壁は、ただの内装材にとどまらず、空間価値を新たに定義する革新的な役割を果たすことでしょう。


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会社情報

会社名
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
住所
東京都中央区八重洲二丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー8階
電話番号

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