越境社員カフェ Vol.10に登壇した中島篤が語る新たな働き方
2025年9月3日、東京都港区の株式会社CAQNAL(カクナル)代表取締役中島篤(ナカシマ アツシ)がコミュニティイベント「越境社員カフェ Vol.10」にゲスト登壇し、新しい働き方や二拠点生活のリアルを語りました。本イベントは「二拠点生活の最前線」をテーマに、多くの参加者が集まりました。
越境社員カフェとは?
越境社員カフェは、越境社員ドットコム、TeamPlace、33labの共同企画によって運営されるイベントです。このコミュニティは、大都市と地方や企業と地域などの壁を越えて、働く人々の実際の事例を共有する場となっています。参加者は新しい働き方のヒントを得ることができ、定期的に開催されています。
最近の働き方に目を向ける背景
最近、二拠点生活や越境社員という新しいスタイルが注目を集めていますが、その実情や課題はまだ広く認識されていません。中島は、仙台や東京、さらには全国各地に拠点を持つ働き方を実践しており、これを通じて新しいキャリア形成や地域との連携について考えさせる内容でした。
中島篤が語る二拠点生活の実態
中島は「仙台1/3、東京1/3、全国1/3」という生活スタイルを紹介し、昨年は24都道府県を訪問したことも明らかにしました。驚くべきことに、ある日は東京、福岡、仙台の3都市を1日で移動したという話も参加者を魅了しました。
東日本大震災がもたらした意識の変化
二拠点生活を始めるきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災です。この出来事を通して、中島は「一つの会社・一つの場所」に制限されない働き方への思いを強めました。「身近な働き方を変えたい」という感情が、現在のスタイルを築く原動力となりました。実際に昨年、住民票を東京から仙台に移したことも語り、自らの実体験に基づくリアルな声を届けました。
二拠点生活のメリットとデメリット
彼は二拠点生活のメリットとして、視点の多様化やネットワークの広がりを挙げました。しかし、同時に心身の負担やコストの増加といったデメリットも率直に認め、成功のためには「主体的に人や団体を結ぶハブとなる意識」と「地域の人々との本音の対話」が重要であることを強調しました。
未来の越境と日本社会への影響
最後に、中島は災害が頻発する現代において、一つの場所に依存しない柔軟な働き方が重要であると警鐘を鳴らしました。企業が従業員の越境を促進することは、社員の活性化や企業価値の向上をもたらし、最終的には日本社会全体にとってプラスであると示唆しました。
中島篤のコメント
「越境社員カフェ」の記念すべき10回目にお招きいただき光栄に思います。私の働き方は、単なる戦略ではなく、『故郷のために役立ちたい』という感情から始まりました。二拠点生活や越境の新しい挑戦に興味がある方々の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。今後も実践から得た知見を社会に還元し、地域や企業の発展に貢献していきます。
会社概要
株式会社CAQNALは、「人のチカラで『場』を興(おこ)す」というミッションを掲げ、組織の価値を向上させるコンサルティングを行っています。組織人事、採用、労務、地方創生に特化した幅広い支援を提供する専門家集団として活動しています。公式サイトは
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