パナソニック支援開始
2016-09-01 09:00:01

パナソニックの特許技術を活用した新たな支援体制の始動

パナソニックの特許技術を活用した新たな支援体制の始動



茨城県つくば市に本社を置く株式会社スワローインキュベートが、パナソニック株式会社と提携し、同社の保有する特許技術の活用を促進する新たな取り組みを開始しました。このプロジェクトは、特にベンチャー企業に対する技術支援を目的としており、今後の企業成長を大きく後押しすることが期待されています。

この契約は2016年8月10日付けで締結され、スワローインキュベートはパナソニックが持つ数多くの特許技術の中から、特に「IoT(Internet of Things)」分野に関わる技術を選定・調査し、SDK(Software Development Kit)やAPI(Application Programming Interface)として提供することを目指しています。これにより、パナソニックの特許技術がより多くの開発者及び企業に利用しやすい形で提供されることとなります。

提供される特許技術の内容



本取り組みの第一弾として、以下の特許技術SDK/APIが2016年9月1日より提供開始されています:
1. 音声による感情認識API
音声中の特徴を解析し、感情を判断する技術。

2. 行先提案技術SDK/API
GoogleMapを参照し、移動の方向や速度、時間から行先を提案するサービス。

これらの技術を利用することで、開発者は効率的に自社のプロダクトに新機能を組み込むことが可能になります。特に、SDKは開発ツールのパッケージとして、必要なプログラムやドキュメントをまとめて提供するため、開発作業を大幅に効率化できます。

ベンチャー企業への影響



特許技術の活用には、多大な開発コストを削減できるメリットがあります。ベンチャー企業は、自社でゼロから開発するのではなく、すでに存在する特許技術を利用することで、後れを取ることなく新しい技術を迅速に市場に投入できるのです。この取り組みは、特に研究開発に時間や資金をかける余裕がない小規模な企業にとって、非常に価値ある支援となります。

取り組みの背景



近年、大企業が保有する特許技術の戦略的活用が注目されており、オープンイノベーションの流れが加速しています。スワローインキュベートは、茨城県つくば市という研究都市に位置することで、地域の研究開発型ベンチャー企業と強いネットワークを築いており、これを活かして大企業との連携を図っています。例えば、パナソニックのように国際的に展開している企業との協力は、互いにとって有益な機会を生むものです。

今後の展望



スワローインキュベートは、今後も特許技術の選定を深め、新たな技術やサービスを順次追加していく計画です。また、秋を目途に特許技術SDK/APIを集約したデベロッパー向けのウェブサイトを開設し、より広範にこれらの技術を提供していく予定です。

スワローインキュベートについて



スワローインキュベートは、2013年に設立されたベンチャー企業のインキュベーションを専門とする企業です。企業理念として、テクノロジーと財務の知見を活かして地域に貢献し、ベンチャー企業を育成することを掲げています。特許技術のライセンス提供に留まらず、財務BIツールの開発なども手掛け、仲間企業の成長を支援しています。

この取り組みを通じて、スワローインキュベートは企業の成長を促進し、地域のイノベーションを加速させることを目指しています。

会社情報

会社名
株式会社スワローインキュベート
住所
茨城県つくば市千現2-1-6つくば研究支援センターB-5
電話番号

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