循環型経済を支える「crQlr Awards 2024」募集開始！世界各国からの応募に期待

「crQlr Awards 2024」開催概要

循環型経済の推進を母体にした「crQlr Awards 2024」がこの秋にスタートします。このアワードは、サーキュラー・デザインと題された新しい考えを基に、世界中のクリエイターたちを結集し、イノベーションの機会を提供することを目的としています。2021年に国内初の試みとして始まったこのアワードは、既に過去には43カ国から474のプロジェクト応募があり、着実にその影響を拡大し続けています。

新たな価値の創出

今年のアワードは、特に「循環型の評価」、「行動のための名声」、「グローバル視点」を重視します。これにより、今後の持続可能な未来に向けたアイデアやプロジェクトを広く募集し、参加者同士の新しい交流を促しています。また、「FabCafe Global Prize」として新たに設けられた特別賞では、“Towards a Circular Bioeconomy”として、バイオエコノミーに関連するプロジェクトも対象に加わりました。このように、アワードの運営側は多様な観点から応募者を支援します。

従来の受賞作品に寄与したプロジェクト

前回の2023年受賞作品は、国内外での広報活動や展示を経て、循環型経済に向けた新たなアプローチを示しました。特に、バルセロナで行われた「crQlr Awards Exhibition」や、バンコクでの「Bangkok Design Week 2024」においては、受賞作品に対する反響が大きく、国際的なネットワーキングを築く貴重な場となりました。国内でも、東京、京都、名古屋での特別展示を通じて、多くの訪問者が参加し、サーキュラー・デザインの重要性を再認識した事例が数多く見られました。

審査員の顔ぶれ

審査には、多彩な専門分野から集まったプロフェッショナルたちが参加します。中でも目を引く存在なのは、コロンビア大学のデビッド・ベンジャミン氏や、フォーブスの「30 Under 30」に選出されたグレゴリー・コンスタンティン氏など、彼らの視点からの洞察が新たな価値観の創出に寄与します。

募集要項

今回の募集は2024年9月17日から10月18日まで。年齢や性別、国籍に制限なく、個人や団体からのアイデアを歓迎します。応募は全て無料で、サーキュラー・デザインに関連するアイデアはジャンルを問わず受け付けられます。審査基準は、クリエイティビティ、環境への影響、社会的課題への解決策など、多岐にわたります。

受賞の特典と未来への展望

受賞したプロジェクトには、独自の賞名やコメント、さらに2025年に予定している「crQlr Awards Exhibition」での展示機会が提供されます。また、受賞者はサーキュラー・デザインというテーマのもと、持続可能な社会の実現に向けた重要な役割を担うことになります。これにより、理念と実践が交じり合い、循環型経済の未来を共に築いていくことが求められています。