12月の消費意欲について
2025-11-28 14:27:57

2025年12月の消費意欲、クリスマスに向けて急上昇も物価高が影響

2025年12月の消費意欲調査結果



株式会社博報堂が運営する博報堂生活総合研究所は、来月の消費意欲に関する調査結果を発表しました。この調査は、毎月1,500名を対象に実施されるもので、2025年12月の消費意欲指数は52.9点となりました。これにより、前月より大きな上昇を見せましたが、前年比ではやや低下したことも合わせて報告されています。

12月の消費意欲、前月からの大きな上昇



調査は2023年11月4日から7日にかけて実施されましたが、12月特有の消費へのポジティブな要因が大きく影響しています。クリスマスや年末年始を前に、多くの人々が消費意欲を高めている様子が伺えます。今年は前月比で+6.6ポイントの上昇を達成し、過去最高の数字となりましたが、過去のデータと比較すると、前年比では-1.5ポイントとやや低下しており、2012年の調査開始以来最も低い水準となっています。

消費に対するポジティブな回答が増加



自由回答でのポジティブな反応は11月の349件から12月には597件に増加し、一方でネガティブな回答は862件から694件へと減少しました。「クリスマスや年末年始のために消費したい」という回答が特に多く、売上にも影響を与えると考えられます。ボーナスの影響もあり、支出に対する期待感が消費者を後押ししています。

ここで目立つのが、「欲しいものがない」「もう既に買った」といったネガティブな反応の増加で、消費者の心理に変化が現れています。また、長引く物価高や円安の影響も未だに影響を及ぼしており、これらの要因は今後の消費行動にも影響を及ぼす可能性があります。

幅広いカテゴリーでの消費意向の高まり



調査によると、「特に買いたいものがある」という人の割合は37.9%に達しました。これは前月比で+9.8ポイントの増加が見られ、消費意欲のさらなる回復を示すものです。16のカテゴリーの中でも、「食品」「外食」「ファッション」といった多くの分野で消費意向が高まっており、特に食品や外食は100件以上の増加と大きな需要が見込まれています。クリスマスや忘年会、お正月といったイベントに向けて、消費が活発になることが期待されています。

まとめ



2025年12月の消費意欲調査は、クリスマスや年末のイベントに向けた高まりを示しつつ、依然として物価高や節約意識が影響していることが明らかになりました。各カテゴリーでの消費ハイキングは注目されますが、経済の動向には引き続き注意が必要です。詳細な調査レポートについては、博報堂の公式ニュースリリースページをご覧ください。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社博報堂
住所
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。