全国高校生の起業家支援を加速するAIチャットボット「TB-Chan」
2025年8月3日、Teenage Business Contest Japan(TBCJ)が東京において、専用のAIチャットボット「TB-Chan」を発表しました。これは、東京テックイズとの提携によって実現したものであり、今後のファイナルコンテストに向けた学生や関係者からの問い合わせ対応を効率化し、サポート体制を強化するための重要な取り組みです。
TB-Chanは、東京テックイズのエンタープライズ向けAIエンジン「Kotae AI」を基に開発されています。このシステムは、コンテストに関連する多くの質問に素早く対応することが可能で、特に審査基準や引用方法、政府のデータベースの活用法など、幅広い情報に対応しています。
実際にTBCJの創設者であるミリー・ガン氏は、「私はプログラミングの知識が全くありませんでしたが、Kotae AIに登録してから10分以内でTB-Chanを公開できました」と語っています。これにより、学生たちはいつでも質の高いサポートを受けることが可能になりました。さらに、日々新しい情報や高度な概念についても学ばせているとのことです。
TBCJがKotae AIを導入した理由はいくつかあります。まず、質問の意図を高精度で理解し、それに基づいて自動的に内容を振り分ける機能が評価されました。これにより、迅速な応対が実現されています。また、不適切な質問をフィルタリングするガードレール機能により、信頼性の高い情報提供が可能になっています。さらに、実績のある検索連動型生成(RAG)技術により、必要に応じた最適な情報を提供することができます。
特に注目すべきは、ノーコードでの導入が可能な点です。非エンジニアでも簡単にチャットボットを設置できるため、ユーザーの利便性が高まります。ミリー氏も「TB-ChanとKotae AIがなければ、昨今の問い合わせに膨大な時間を取られていたと思います。この連携により、迅速に対応しながらも、学生たちのアイデアを支持することに集中できるようになりました」と語っています。
2025年8月7日には、東京・新丸の内ビルディングEGGにてTBCJのファイナルコンテストが開催されます。この場では、全国および海外から集まった高校生たちが、地域における課題に対するビジネスプランを英語で発表します。審査員には、国内外の企業や行政機関、大学関係者が名を連ねており、高校生たちの将来を左右する重要なイベントとなります。
イベントやTB-Chanのデモ、ファイナリストのビジネスプランについては、公式ウェブサイトでの確認をおすすめします。詳細は以下のリンクから確認できます:
興味を持たれた方やメディア関係者は、TBCJ代表のミリー・ガンに連絡をとってみてください。メールアドレスは
[email protected] です。将来の起業家である高校生たちを支援する新たな一歩が、ここに開かれました。