田川寿美が特別ライブを開催
昨年の誕生日を迎えた演歌歌手、田川寿美さんがデビュー33周年を祝う特別ライブを、東京の新宿区にあるレストラン「ガルロチ」にて開催しました。彼女はこれまで多くのファンに愛されてきた演歌の大御所であり、今回のライブは「田川寿美スペシャルライブ~Happy Birthday~」というテーマで行われました。
新曲「悲しいめぐり逢い」
田川寿美さんの最新シングル「悲しいめぐり逢い」は、オリコン演歌・歌謡曲ランキングで初登場3位、週間USEN HIT演歌/歌謡曲ランキングでは1位を獲得するなど、すでに好評を博しています。今回のライブは、11月20日のアルバム発売を控えたタイミングでもあり、ファンに向けて新曲を直接届ける絶好の機会となりました。
アットホームな雰囲気
彼女は「普段のファンクラブイベントとは異なる形式で、リラックスした雰囲気を大切にし、アットホームな感じでパフォーマンスを楽しんでもらいたい」と語っていました。会場には多くのファンが詰めかけ、彼女の言葉に耳を傾けていました。田川さんは、新宿という場所が変わりつつある中で「ノスタルジー」をテーマにした歌を届けたいという思いを込めて、1992年にデビューした際の楽曲「女…ひとり旅」や、特に反響の大きかった「女人高野」などの名曲を披露しました。
全17曲を熱唱
ライブの内容は、彼女のデビューから現在に至るまでの楽曲に加え、カバー曲も披露されました。久保田早紀の「異邦人」、八代亜紀の「なみだ恋」、さらには中島みゆきの「地上の星」やZARDの「負けないで」といった名曲が含まれ、来場者は贅沢なひとときを楽しみました。
サプライズバースデーケーキ
ライブの終盤には、田川さん自身も知らなかったサプライズが用意されていました。大きなバースデーケーキがステージに運ばれ、彼女は感激のあまり言葉を失っていました。「昨日は49回目の誕生日だった」と語る田川さんは、息子の成長にも触れ、「友達と協力してケーキを買ってくれたこと」を嬉しさとともに語りました。彼女の心温まるエピソードに、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
未来への意気込み
田川さんは、「人としても歌手としても、人生の豊かさを体験し、ますます良い歌を届けたいという意欲に燃えている」と語り、40代最後の年を迎えたことにも触れました。また、周りの友人たちから聞く恋愛の話に心躍らせ、「理想のタイプはロバート・デ・ニーロ」と笑顔で語る彼女の姿からは、これからも彼女の音楽が進化し続ける予感が感じられました。
今回のスペシャルライブは、田川寿美さんの音楽の集大成を品格ある形で届ける素晴らしい機会でした。彼女の今後の活動にもますます期待が寄せられます。