生成AIの影響
2026-03-12 16:20:50

企業IT動向調査から見る生成AIの普及とその影響

生成AIの普及と企業のIT戦略



一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が発表した「企業IT動向調査2026」の速報値によると、企業の生成AIの導入が進んでいます。この調査は、企業のIT投資や戦略の動向を追跡し、AIの利用状況を浮き彫りにする目的で実施されるものです。

生成AIの現状



調査によると、回答した企業の33.9%が言語系生成AIを「導入済み」で、さらに「試験導入中・導入準備中」の企業を加えると53.4%に達します。特に売上高1兆円以上の大企業では、導入済みの割合が85.1%にも達しており、生成AIが業務のインフラとして定着しつつあることがわかります。この結果は、生成AIがただの実験的なツールではなく、実務において重要な役割を果たしていることを示しています。

さらに、生成AIの活用領域も急速に多様化しています。言語系に加えて、画像や動画を生成できるAIの導入が34.2%、コード生成AIについても32.6%が導入または試験導入中とのことで、昨年からの大幅な伸びが見られます。このことから、生成AIがテキスト処理からクリエイティブな作業やシステム開発にまで幅広く利用されていることが明らかです。

自律的なAIエージェントの台頭



また、AIの活用が進む中で、自律的にタスクを実行できる「AIエージェント」への関心も高まっています。調査では、AIエージェントを「検討中」と回答した企業が31.2%にも達しました。これは、企業が生産性の向上や人材不足の解消を目指していることを示しています。

AIエージェントの導入検討の背景には、労働力不足という深刻な課題が影響していると考えられます。企業は、AIを活用することで効率的に業務を進め、人材不足を補う手段として強い期待を寄せているのです。

調査概要と今後



この調査は1994年度から実施されているもので、経済産業省の監修のもと、4500社の東証上場企業を対象に行われました。957社からの回答を得ており、調査の結果は速報値として公開されています。正式なデータや詳細な分析結果は2026年4月に発表される予定です。

日本のIT業界での生成AIの進展は、企業の業務効率化や新たなビジネスモデルの創出に寄与すると期待されています。このような技術の拡大が今後も続く中で、企業はどのようにAIを取り入れ、活用していくのかが注目されます。

JUASライブラリーと情報プラザ



さらに、JUASは「企業IT動向調査」に関連する報告書をウェブサイトで公開しており、過去の調査結果も含めて多くの研究者や企業に役立てられています。また、情報プラザでは、JUASの活動や関連情報が発信されています。詳細はJUASの公式ウェブサイトで確認できます。

以上の調査結果は、企業IT領域における生成AIの定着がいかに進んでいるかを示す重要なデータとなっています。今後の動向に注目が集まるでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会
住所
東京都中央区築地1-13-14NBF東銀座スクエア2階
電話番号
03-6264-1312

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