シーエムプラスとHIS Toyyiba社、ハラール分野での覚書を締結
2024年10月14日、株式会社シーエムプラスは、マレーシアのセランゴール州にあるコンサルティング会社、HIS Toyyiba社との間で、ハラール分野でのサービス提供に関する覚書を締結しました。この調印式は、ハラール関連産業の国際展示会「SELHAC」において、同州首相のアミルディン氏が立ち会う中で行われました。
この新たなパートナーシップにより、シーエムプラスはハラール市場での競争力を一層強化することを目指しています。ドキュメントには、同社が相談を受ける製造工場の建設から、ハラール認証・製造承認の取得に関わるサービス、日本国内で行えるハラール教育・研修サービスの提供まで、多岐にわたる取り組みが盛り込まれています。
ハラール市場の重要性
イスラームの戒律に従うムスリム教徒は、食品や医薬品に対して厳格な基準を持っています。ハラール市場は世界三大宗教の一つであるイスラームに影響され、多くの国々の経済に大きな影響を与えています。また、急速に増加しているムスリム人口の多くが東南アジアに居住しているため、この地域の市場は、日本企業にとって無視できない存在です。
日本企業がこれからハラール市場に進出するには、まずハラール認証の取得が不可欠です。世界各国にはそれぞれ独自の認証基準や機関が存在するため、認証プロセスは容易ではありません。そのため、信頼できるパートナーと連携し、スムーズな取得を目指す必要があります。
新たな連携がもたらすメリット
シーエムプラスは、マレーシアのハラール認証機関であるJAKIM(ジャキム)と近しいHIS Toyyiba社と協力することで、ハラール認証取得の支援を強化しました。同社の専門知識と経験を活用することで、製薬業界、ライフサイエンス産業、食品業界でのハラール認証取得を目指す日本企業に、より質の高いサービスを提供できるようになります。
提供を予定しているサービスには、以下のような内容があります:
1. ハラール認証取得の支援
2. ハラール規定に基づく製造承認取得のサポート
3. ハラール教育研修コンテンツの提供
4. その他、ハラール関連サービスの提供
これにより、ハラール分野への進出を計画している企業や、課題を抱える企業にとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
SELHAC展示会での活動
シーエムプラスは、2024年10月16日から19日まで、セランゴール州で開催される「SELHAC」にも出展する予定です。この国際展示会では、ハラール関連産業の最新情報や機会に焦点を当て、多くの来場者に自社の活動を紹介します。
セランゴール州は、マレーシア最大の経済圏として知られ、ビジネスインフラも整ってくる地域です。この地域での進出は、マレーシア国内だけでなく、他の東南アジア地域の拠点としても重要な選択肢となります。
まとめ
シーエムプラスとHIS Toyyiba社の連携は、日本企業がハラール市場に進出する上での強力な後ろ盾となるでしょう。ハラール認証を取得し、東南アジア市場でのビジネスチャンスを掴むためのサポートがこれからも期待されています。皆様のハラール分野への進出についてのご相談をお待ちしています。