東京建物グループ、17年ぶりに新たなゴルフ場「小山GC」を取得！

東京建物グループ、待望の新規ゴルフ場取得！

東京建物株式会社とその傘下の東京建物リゾート株式会社が、栃木県小山市に位置する「小山ゴルフクラブ」（以下「小山GC」）の全株式を取得し、2025年4月1日より運営を開始することを発表しました。この取得は、東京建物グループにとって17年ぶりの新規ゴルフ場であり、期待が高まります。

小山ゴルフクラブの特長と運営方針

小山GCは1960年に開業し、65年の歴史を有するゴルフ場です。このコースは、著名なゴルフ設計家・間野貞吉氏によって設計され、プレイヤーが戦略を練る楽しみを持ちながらも、ラウンドしやすいフラットな地形が特徴です。さらに、春には1000本以上の桜が咲き誇る美しい景観が広がり、四季折々の自然も楽しめます。

東京建物リゾートは、約26年間のゴルフ場運営の知見を活かし、新たに小山GCのクラブハウスの建替えや、デジタル技術（DX）を駆使したコース管理業務の効率化を行う予定です。これにより、プレイヤーの満足度を向上させることを目指します。

大規模な投資計画

今後の5年間で、電磁カートの導入やサステナブルなコース運営を実現するための大規模な追加投資が計画されています。電磁リモコン式乗用カートの導入により、猛暑対策にも対応し、より快適なプレーが可能となります。お客様からの期待に応えるため、ゴルフ場としての環境づくりに注力しています。

デジタルを活用したコース管理システムも導入予定で、土壌や気象データを分析し、より科学的なアプローチでコースのコンディション向上を図ります。これにより、プレイヤーは常に最高の状態でプレーできる環境が整います。

ゴルフ場運営の背景

観光庁のデータによれば、ゴルフ場利用者は2024年第1四半期には緩やかに減少していますが、いまだに1千万人以上が利用しています。高齢化社会を背景に、特に団塊世代のメインプレイヤーが後期高齢者になる2025年以降、更なる新たな顧客層の取り込みが必要とされています。

このような状況の中で、東京建物リゾートは小山GCを通じて、顧客満足度の向上や新規顧客の獲得戦略を継続的に推進していく姿勢を示しています。ゴルフ場経営には難題もありますが、効率的かつ質の高い運営に注力し、地域のゴルフライフを支える重要な役割を果たしていくでしょう。