ドローン点検の導入
2023-05-30 11:14:16

浜名湖パルパルにおけるドローンによる新たな点検手法の導入

浜名湖パルパルにおけるドローン点検の導入



浜名湖パルパルとその隣接施設であるかんざんじロープウェイは、遊園地業界において安全な設備点検を実現する新たな手法として、ドローンを導入しました。これにより、視認が難しい高所の点検が効率的に行われることが期待されています。

ドローン点検の必要性



遊園地内の設備、特にジェットコースターや避雷針などは、高所に位置しているため、従来の方法では点検が難しい部分も多く存在していました。これまでは数年ごとに仮設足場を組み、その際に重点的に点検を行っていたため、日常的な点検が遅れがちだったのです。この問題を解決すべく、浜名湖パルパルと椿本興業は協力し、ドローンを活用した点検を試みることになりました。

ドローン活用のメリット



今回のプロジェクトでは、スカイブリッジが提携し、ドローン点検による利点を活かすことが狙いです。ドローンを使用することにより、従来の目視確認では難しい場所でも、詳細な映像を取得することが可能となります。また、ドローンの選定にあたっては、現場の要求に応じて最適な機種を使用することで、点検の精度が極めて高くなっています。

実施したドローン点検の様子



浜名湖パルパルでの点検は、特にジェットコースター内部や高所の設備への侵入を含みます。Skydio社製のドローンを使用し、点検担当者がリアルタイムで映像を確認しながら点検を進めました。また、かんざんじロープウェイでは、DJI社のMatrice300RTKを利用し、特定の点検ポイントを数十倍から数百倍のズームで撮影。これにより、より詳細な確認が可能となりました。

遊園地業界への影響



浜名湖パルパルは、東日本遊園地協会に加盟し、ドローン点検の手法を他の遊園地にも広めるべく、その成果を公開しました。ドローン自動飛行ソリューションやAIを活用した画像解析技術の導入が今後の展望とされています。これにより、遊園地全体の安全性を一層高めることが期待されているのです。

企業の取り組み



ドローン点検を実施したは株式会社スカイブリッジと椿本興業です。スカイブリッジは、ドローンによる点検や3D測量技術に強みを持ち、椿本興業はエンジニアリング分野において100年以上の実績を誇る企業です。両社の協力により、遊園地へ新たな安全技術がもたらされ、業界におけるドローンの活用が進むことを期待しています。

コメント



浜名湖パルパルの施設管理支配人である津口氏は、「ドローン点検の導入は、我々にとって革新的な進化です。撮影映像は非常に鮮明であり、実際の点検を行う上で非常に役立っています。今後は、この技術を企業全体で進めていきたい」と述べました。

新たな技術の導入によって、遊園地やロープウェイの点検が劇的に変わり、安全性が向上することは、利用者にとっても大きな安心につながります。

会社情報

会社名
株式会社スカイブリッジ
住所
埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-33-14
電話番号
048-700-7023

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