いい夫婦の日を機に考えるプレコンセプションケアの重要性

11月22日は「いい夫婦の日」。この日に合わせて、クレアージュ東京レディースドッククリニックでは、特に妊娠や出産を考える20〜40代の女性を対象に、プレコンセプションケアに関する調査を実施しました。なんと、調査に回答した女性のうち、プレコンセプションケアについて「よく理解している」または「なんとなく理解している」と答えた人はわずか18%だったのです。

プレコンセプションケアとは?

プレコンセプションケアとは、妊娠や出産に備えて自分の体を見つめ直すこと。将来妊娠を考える女性にとって、特に重要なのは、自身の健康状態の確認と生活習慣の見直しです。妊娠や出産に向けて身体を整えることで、その後の妊娠期間や出産をより健康に過ごせるようにすることが目的です。

日本全国で調査を行った結果、妊娠前に健康状態をチェックしたいと考えている女性は約60%にのぼり、その中でも特に20代の女性が多くを占めていました。しかし、具体的に何をチェックすれば良いのか、どのように健康状態を改善していけばいいのかを知る機会には恵まれていないのが現状です。

女性の健康状態とプレコンセプションケアの重要性

婦人科の専門医、大島乃里子医師によれば、妊娠の可能性は、年齢と共に低下していくもの。このため、結婚や妊娠を考える前に、体の状態を把握することが特に重要だそうです。例えば、日常生活での喫煙やアルコールの摂取量を見直し、さらに専門的な検査（子宮や卵巣、感染症のチェックなど）を受け、自身の健康状態をしっかりと確認しておくことが推奨されています。

プレコンドックでの健康診断

クレアージュ東京レディースドッククリニックでは「プレコンドック」という、妊娠・出産の準備に特化した健診を提供しています。この健診では、妊娠の妨げになり得る疾患や子供への影響が懸念される抗体検査を中心にプランが組まれています。

これまでにプレコンドックを受診した女性の平均年齢は31.25歳。多くは結婚や妊娠を考えているか、今後のキャリアプランを立てるために自分の健康を確認したいと感じています。妊娠を考えている女性であれば、パートナーや結婚の有無にかかわらず、この機会に自身の健康状態を見直し、ライフプランやキャリアプランを考える一助となることを目的としています。