スポーツ界を横断するプラスチック削減の新規ムーブメント
日本財団(東京都港区、会長:笹川陽平)は、アスリートの力を借りて社会問題に取り組む「HEROs~Sportsmanship for the future~」の一環として、2024年3月よりスポーツ界全体で使い捨てプラスチック削減に取り組む「HEROs PLEDGE」が始動しました。このプロジェクトの一部として、2025年4月5日から「HEROs PLEDGE一斉アクションキャンペーン」が開催されることが発表されました。
ムーブメントの概要
「HEROs PLEDGE一斉アクションキャンペーン2025春」では、2024年に行われた再春キャンペーンから拡大し、「鈴鹿サーキット」「佐賀バルーナーズ」など新たに参加する9つの団体を含む合計22団体が、環境保護に向けた取り組みを実施します。各団体は、試合やイベント開催日を利用してファンと共にプラスチック削減に取り組むことになります。これにより、スポーツ界からサステナブルな社会を実現し、意識改革を促進する狙いです。
参加団体と取り組み
参加するスポーツ団体は、それぞれの会場で以下の施策を行います:
- - 使い捨てプラスチックの削減施策の実施とその効果測定
- - オリジナルエコステーションの設置の啓発活動
- - ファンやサポーターと協力したプレッジ登録の促進
これらの取り組みを通じて、各団体は目標とするプラスチックごみ削減量の測定を行い、具体的な成果を可視化することが期待されています。
コンテストとSNS投稿
また、各団体は、プレッジ登録やSNSでの投稿を通じて参加者の関与を深めるコンテストも行います。プレッジ登録では、参加者が自らの取り組みを登録することでプラスチック削減アクションを冊子化し、SNSでは「#HEROsPLEDGE」と応援チーム名をつけて投稿される予定です。このコンテストで上位3団体が表彰され、前回の優勝者である浦和レッズに続く新たな受賞チームが期待されています。
取り組みの効果
「HEROs PLEDGE」プロジェクトは、特に海洋汚染や異常気象など、地球規模の課題の根本的要因である使い捨てプラスチックごみの削減をスポーツ界から進めていくことを目的としています。2027年度末までには、主要なスポーツイベントにおけるプラスチックごみを半減することを目指し、アスリート自身が模範となって啓発を行う予定です。この取り組みを通じて、アスリートから一般市民までが共に活動し、社会問題の解決に向けた意識を高めていくきっかけを作れることを目指しています。
「HEROs Sportsmanship for the future」
「HEROs Sportsmanship for the future」は、スポーツを通じて社会貢献活動を拡大し、様々な社会課題の解決を目指す日本財団のプラットフォームです。このキャンペーンを通じて、多くの人がアクションを起こし、環境問題への意識を持つきっかけを創出します。それにより、スポーツの楽しみを持ちながら、持続可能な社会の形成へ向けた一歩を踏み出すことができます。
日本財団の背景
日本財団は1962年から活動を開始し、人種や国境を越えた幅広い分野での社会貢献を行っています。子どもたちや障害者、災害対応、海洋保護といったテーマに焦点を当て、共に未来を見据えて支援することを目指しています。わたしたちが是非、このような運動に参加し、プラスチック削減や環境問題に向けた行動を共に進めていくことを期待しています。