千石のフィリピン進出
2018-04-10 13:00:08

株式会社千石がフィリピン工場を本格稼働 国家を越えたグローバル事業への挑戦

株式会社千石のフィリピン進出



兵庫県加西市に本社を置く株式会社千石が、フィリピンに新しい製造拠点を設立し、2018年から本格稼働を開始しました。この新工場は、グローバル市場への展開をさらに加速させるための重要なステップとなります。

輸出拡大の目的


フィリピン進出の背景には、自社ブランド製品だけでなく、OEMで製造する製品の普及を図るという明確な戦略があります。主力商品であるオーブントースターを中心に、需要の拡大を目指し、様々な製品を製造していく予定です。

新工場では、オーブントースターの完成品組立や線材加工などの部品加工を行うだけでなく、プレス加工やスポット溶接、リン酸亜鉛による前処理を施した塗装・組立も可能です。これにより、一貫した生産体制を構築し、効率的かつスピーディに生産を進めます。

工場の概要


新設された「SENGOKU PHILIPPINES INC.」は、ルソン島中部のLISPⅡに位置し、20,000㎡の敷地に6,140㎡の延床面積を誇ります。2015年11月に設立され、2018年春から稼働しています。資本金は92百万ペソで、完全独資経営がなされています。

工場内には、プレス機エリアや組立ラインなど、各種製造設備が整備されています。これにより、現地での生産能力を高め、製品供給のフットワークを向上させることが期待されています。

会社概要


株式会社千石は、1963年に創業し、アラジン石油ストーブやファンヒーター、電気ストーブなどの製造・販売を手がけてきました。さらに、家電製品や調理器具のOEM製造も行っており、高い技術力と信頼性を誇っています。アクセサリーとして住宅設備機器の部品製造も手掛け、幅広い業界に貢献してきました。

代表取締役の千石唯司氏は、「フィリピン工場が持つ生産能力を活かし、さらなる市場拡大を目指す」と語ります。今後、フィリピンを拠点にした国際的な成長が期待されます。

未来に向けて


株式会社千石は、今後も国内外での積極的な展開を行っていく意向を示しています。その一環として、フィリピン工場を中心に新しい製品ラインの開発や、マーケットニーズに応じた製品の投入が期待されます。

このように、地域に根ざした企業が国際的な舞台で活躍する姿は、他の企業にとっても刺激となるでしょう。株式会社千石の新たな挑戦が、今後どのような成果を生むのか、今後の動向に注目です。

会社情報

会社名
株式会社千石
住所
兵庫県加西市別所町395
電話番号
0790-44-1021

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