LOMACAの実証実験
2021-06-22 10:00:11

新たなカーシェアリング「LOMACA」の実証実験が福岡でスタート!

福岡市で新たに始まったカーシェアサービス「LOMACA」は、利用者の好みに応じて自動車を届けたり返したりできる新しい試みです。このサービスは、特に都市部における移動のスタイルを根本から見直す可能性を秘めています。

LOMACAの特徴


「LOMACA」には五つの顕著な特徴があります。まず一つ目は、利用者が指定した場所へカーシェアの車両を届けるというサービスです。LOMACAは、営業エリアの半径5キロ圏内から、注文後30分以内に車を届ける仕組みを整えています。これにより、従来のレンタルカーと比較して、手軽に車両を手に入れることができ、特に急な移動が必要な人々にとって有益な選択肢となるでしょう。

次に、利用後は近くのコインパーキングに駐車することで、簡単に返却を完了できる点も挙げられます。このプロセスは、SONYのELTRESシステムを利用して、GPS情報を基にした位置特定が行われます。これにより「LOMACA」の車両は正確な場所で回収されます。

さらに、LOMACAは無人での貸し出し・返却が可能です。東海理化の提供するDigitalkeyとFREEKEYアプリを使用して管理されるこの仕組みは、非対面・非接触でのサービス提供を実現しています。これにより、顧客は煩わしい対面での手続きなしに、スムーズにカーシェアを利用できます。

2020年に3台からスタートしたLOMACAは、わずか数年で60台以上を展開し、2022年度末には200台に増車を計画しています。この急成長は、既存のレンタカー業者がコロナの影響を受けた中でも、地域のニーズに応じて安定した営業に成功している証拠です。

車両の清掃や除菌についても、LOMACAは一切の妥協を許しません。使用後の清掃・除菌作業は必ずスタッフが行い、顧客には安心して車両を利用してもらえる体制が整えられています。

実証実験の目的と今後の展望


LOMACAは、カーシェアの利点を取り入れた新しいサービスとして、現在実証実験を福岡市で実施しています。このサービスは、駅前でレンタカーを借りる際に必要な事前予約の煩わしさや、個人間のカーシェアにおけるコミュニケーションの手間をなくすことを目的としています。

将来的には、自動運転車両が普及する前に、さらなるプラットフォームの確立を目指しています。2027年までには、政令指定都市を中心に500の拠点を持ち、250億円の売上を視指す計画があります。また、多様な業種との協業を進め、ユーザーの利用ニーズを深く理解しながら成長していく戦略です。

企業の概要


「LOMACA」を展開する株式会社LOMAの代表取締役、中川善智氏は、2000年に物流会社を創業し、その後リース事業へと拡大してきました。2020年には、ラストワンマイルをサポートする新たなビジネスモデルとしてLOMAを設立し、今後も多岐にわたる展開を行っていく予定です。

「LOMACA」は、今まさに移動の新しい形を具現化しているサービスです。これにより、利用者はスマートフォン一つで快適に車を利用することが可能になります。この新たなサービスが、今後どのように発展し続けるのか目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社LOMA
住所
福岡県福岡市中央区大名1−1−29wework大名
電話番号
092-471-6670

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