民具の魅力を再発見!展覧会「民具これなーんだ?」公式図録の発売
この度、株式会社美術出版社から、ウェブ版「美術手帖」に掲載された人気連載をもとにした展覧会「民具これなーんだ?」の公式図録が6月26日に発売されました。この展覧会は、民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクションをもとに、日常生活を支えてきた民具に光を当てるものです。
民具とは何か?
民具は、私たちの暮らしの中で必要とされ、さまざまな工夫や知恵から生まれた「暮らしの造形」です。この図録では、そうした民具を「デザイナーなしのデザイン」と呼び、その形や素材に込められたアイデアや創造性を読み解いていきます。民具のコレクションは武蔵野美術大学美術館の膨大な品々から成り、その魅力を美術やデザインの視点で再解釈します。
展覧会の構成
この公式図録は、3つの章に分かれています。第1章では、ウェブ版「美術手帖」の連載を基にした「『〇〇の民具』これなーんだ?」のテーマで、15の異なる視点から民具を紹介します。豊富な図版とともに、さまざまな切り口で解説がされ、ページをめくるごとに答えを知る楽しさが感じられます。
第2章では、収蔵庫見学の疑似体験を通じて、さまざまな民具の比較が行われ、それぞれの特性や魅力が浮き彫りになります。数多くの民具が並び、その違いに気づくことで、新たな認識をもたらします。
民具のメディアとしての側面
第3章では、民具が持つ「メディア」としての特性に焦点を当て、その美術やデザインにおける重要性を探ります。民具は単に使われる道具ではなく、人々の記憶や物語を宿し、新しい価値を生み出す存在なのです。また、充実のコラムも用意されており、「どう見えた?民具と『見立て』」や「どう違うの?民具、民藝、そして産業工芸」などが、読者の理解を深めます。
書籍情報
この図録には、さまざまな民具の魅力が詰まっており、2400円(税抜)で手に入ります。判型はA5、160ページの内容で、閲覧が非常に楽しみです。また、図録はアマゾンでも購入可能で、手軽にアクセスできます。
美術出版社の歴史と展望
美術出版社は1905年の創業以来、高品質な美術図書を手掛けてきました。展覧会の公式図録の発行に加え、美術やデザイン、建築に関する多種多様な書籍を提供し、アートを身近なものとすることを目指しています。それにより、多くの人々にアートの楽しさを広げ、素晴らしい社会の実現に貢献し続けています。
美術出版社の公式サイトで最新情報も確認できますので、ぜひチェックしてみてください。アートのある生活を提案するCCCアートラボとの連携でも、さまざまな活動を展開しています。