国際大学 新学長就任
2023-06-30 14:47:52
国際大学の新学長に橘川武郎氏就任 国際的な人材育成を担う
国際大学は、2023年6月30日開催の理事会において、現副学長の橘川武郎氏を新学長に選任することを決定しました。9月1日付で就任し、前任の伊丹敬之氏は8月31日付で任期満了により退任します。
橘川新学長は、1951年生まれ。東京大学経済学部を卒業後、同大学大学院経済学研究科博士課程を修了し、博士(経済学)を取得しました。青山学院大学経営学部、ハーバード大学ビジネススクール、東京大学社会科学研究所などで教鞭を執った後、2007年から一橋大学大学院商学研究科教授、2015年から東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を務めました。2020年に国際大学国際経営学研究科教授に就任し、2021年には副学長に就任しています。
これまでにスイスザンクトガレン大学、韓国延世大学校、ドイツベルリン自由大学などの客員教授も歴任し、経済産業省・資源エネルギー庁関係の審議会委員なども務めてきました。東京大学名誉教授、一橋大学名誉教授でもあります。
主な著作物には、「東京電力失敗の本質」(東洋経済新報社)、「電力改革」(講談社)、「日本のエネルギー問題」(NTT 出版)、「イノベーションの歴史」(有斐閣)、「エネルギー・シフト」(白桃書房)、「災後日本の電力業」(名古屋大学出版会)、「History of Innovative Entrepreneurs in Japan」(Springer)などがあります。
橘川新学長は、経済学、特にエネルギー政策やイノベーション分野に精通しており、国際的な視点を持つ研究者として知られています。国際大学では、これまで培ってきた経験と知識を活かし、国際的な人材育成に力を入れていく予定です。
前任の伊丹敬之氏は、2017年から学長を務め、国際協力機構(JICA)との連携による日本・グローバル開発学プログラムを立ち上げました。また、カリキュラム改革や企業や機関向けにグローバル人材育成をテーマにしたシンポジウムやフォーラムを開催するなど、国際大学の発展に大きく貢献しました。
国際大学は、1982年に設立された大学院大学で、国際的に活躍する人材の育成を目的としています。国際関係学研究科と国際経営学研究科の2研究科を擁し、全て英語による教育を基盤としたプロフェッショナルスクールとして、国際社会に貢献するために必要な専門知識と、異文化に対する理解・共感を持ったグローバルリーダーを養成しています。2023年5月1日現在の在籍学生数は374名、出身国数は69か国・地域(うち日本人27名)となっています。
橘川新学長の就任により、国際大学はさらなる発展が期待されます。
会社情報
- 会社名
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学校法人国際大学
- 住所
- 新潟県南魚沼市国際町777番地
- 電話番号
-
025-779-1111