SRSホールディングスが推進する食品ロス削減の新たな取り組み
大阪に本社を置くSRSホールディングス株式会社は、食品ロス削減に向けたアライアンス「mottECO普及コンソーシアム」に参加し、環境省の「令和7年度 食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業」の一環として採択されました。これにより、食べ残しの持ち帰りを促進するためのガイドラインの普及を目指す取り組みが加速します。
mottECO普及コンソーシアムの位置付け
mottECO普及コンソーシアムは、外食業界やホテル業界、自治体、大学など、さまざまな業種から30団体が参加している産官学民連携のアライアンスです。外食業界からは、セブン&アイ・フードシステムズやロイヤルホールディングスなどの名だたる企業が参加しており、食品ロス削減に向けて広範な知識とリソースを提供しています。SRSグループでの実践により、これまでの活動がさらに体系化され、多くの利用者とともに食品廃棄量削減に向けた意識を高めることが期待されています。
食べ残し持ち帰りガイドラインの内容
今回の採択事業は、「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」の普及を目指しています。このガイドラインは、消費者や事業者が共に協力して食べ残しを持ち帰る文化を築くことを目的としています。具体的には、消費者が食べ切れない料理を持ち帰る際の注意事項が記載されたチラシや安全な容器が提供され、持ち帰りの責任が消費者にあることを伝えることで、安心して食事を楽しめる環境を整えます。
SRSグループの取り組み
SRSグループは、和食をテーマにしたさまざまな飲食店を運営しており、2006年から食品廃棄物削減に向けた取り組みを行っています。この中には食べ残しの削減を目的とした「食べ切りキャンペーン」や少量メニューの提供も含まれ、これまでに30%以上の食品廃棄量の削減を達成しました。今後はmottECOの取り組みを通じて、より一層の変革を図り、食品廃棄物をさらに削減する計画です。
mottECO FESTA 2025の開催
さらに、mottECO普及コンソーシアムは、2025年7月に「mottECO FESTA 2025」を東京にて開催することを発表しました。このイベントでは、関係省庁や事業者によるパネルディスカッション、ガイドラインに関する講演、脱食品ロスに向けたさまざまな施策が紹介されます。参加者は無料で、地域住民や飲食業界の関係者が集い、食品ロス削減に向けたビジョンを共有する貴重な機会となるでしょう。詳細は以下の通りです。
- - 日付: 2025年7月1日(火)
- - 時間: 10:30~14:00
- - 会場: ホテルメトロポリタンエドモント 2階宴会場
- - 所在地: 東京都千代田区飯田橋3-10-8
このような取り組みによって、私たちの食文化がより豊かになり、持続可能な社会の実現へとつながることが期待されています。mottECOの名は、単なるキャンペーンの一環ではなく、私たちの日常生活の一部分となることを目指しています。
まとめ
SRSホールディングスが参加するmottECO普及コンソーシアムの成果を通じて、食品ロス削減の意識が広がり、持ち帰り文化の視点から社会全体に影響を与える可能性が期待されます。参加者や消費者が一緒にこの運動に関与することで、持続可能で豊かな食の未来を築いていくことができるでしょう。