アカデミストが寄付型クラウドファンディングサービスを正式提供開始

アカデミストが寄付型クラウドファンディングをリリース

アカデミスト株式会社は、研究者を支援するための寄付型クラウドファンディングサービスを正式に始動しました。これまで、同社は「購入型」クラウドファンディングを2014年より提供し、研究費の獲得をサポートしてきました。購入型では、サポーターが研究者に寄付するのではなく、提示されたリターンを購入する形をとっていました。

寄付型サービスの背景

サービスを運営する中で、大学や研究機関から「寄付控除が受けられるようにしたい」との要望が増えてきたことから、今回の寄付型クラウドファンディングの導入が決まりました。この新しいサービスは、研究者が受ける寄付に対して寄付金受領証明書が発行され、サポーターは税制の優遇措置を受けることが可能になります。

寄付型クラウドファンディングの利点

寄付型では、サポーターが研究者に対して寄付を行う形で支援を行います。サポーターは寄付金の額に応じて、研究進捗レポートなどのリターンを受け取ることができます。これにより、サポーターは自らの寄付がどのようにプロジェクトに活用されているのかを理解でき、透明性が確保されます。

また、寄付型クラウドファンディングの導入により、より多くのサポーターからの支援が期待できるようになり、研究者たちは広範囲な資金調達が可能となります。このサービスを利用できるのは、国立大学法人や公立大学法人、国立研究開発法人など、特定の法人格に限られます。なお、プロジェクトページの掲載は無料で行えますが、目標金額に達した場合は20%の手数料が発生します。