Twilioが日本財団電話リレーサービスと手を組む
世界的な顧客エンゲージメントプラットフォームを提供するTwilio Japan合同会社が、一般財団法人日本財団電話リレーサービス(以下、日本財団電話リレーサービス)において、Twilio Programmable Voice APIを採用することを発表しました。この提携により、聴覚障害者や発話に困難のある人々が、電話でのコミュニケーションをよりスムーズに行えるようになります。
Twilio Programmable Voice APIとは?
Twilio Programmable Voice APIは、音声認識や通話録音、電話会議が可能な機能を持つAPIです。これを利用することで、効率的かつ信頼性の高い通話サービスを簡単に構築することができ、特にビジネス向けのニーズに応えることが可能です。利用者はコミュニケーションの質を向上させることができ、特にハードウェアやソフトウェアのインフラを整える余裕のない小規模事業にとって大きな助けとなります。
日本財団電話リレーサービスの役割
日本財団電話リレーサービスは、聴覚障害者等による電話の利用を円滑にすることを目的としたサービスです。これには、「電話リレーサービス」と「ヨメテル」という2つの主要な機能が含まれています。電話リレーサービスでは、手話や文字による通訳オペレーターを介して、聴覚障害者ときこえる人との会話をリアルタイムでサポートします。この仕組みにより、聴覚障害者が電話でのコミュニケーションを容易に行えるようになり、日常生活の中での情報収集や連絡をスムーズにします。
さらに、「ヨメテル」は、相手の声が聞こえづらい場合に、通話内容を文字として表示する機能を提供しています。このサービスもTwilio Programmable Voice APIを利用しています。
未来へのビジョン
Twilioは、今後も「誰一人取り残さない」社会を実現するために努力を続け、日本財団電話リレーサービスの取り組みに貢献していくことを表明しています。この協力により、多くの人々がより良いコミュニケーション環境を手に入れることができるでしょう。
また、Twilioは180カ国以上でサービスを展開しており、数百万もの開発者や何十万もの企業から信頼されています。これにより、顧客に対して個別のデジタル体験を提供し、企業がコミュニケーションを通じて消費者との関係を深める手助けをしています。
この新たな取り組みが日本においてどのような影響を及ぼすか、今後の展開に注目が集まります。詳細については、
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