デザイン業界に新たな選択肢「バリデザ」
株式会社Barrier Freeが提供を開始した「バリデザ」は、障がいを持つ元デザイナーが手掛けるサブスクリプション型デザインサービスです。このサービスは、さまざまなデザインニーズに応じて、月額1.75万円で頼み放題の形で提供されます。これにより、企業や個人事業主は高額なデザイン費用を抑えつつ、質の高いグラフィックデザインを確保することが可能となります。
「バリデザ」の背景と目的
秋田県秋田市に拠点を置くBarrier Freeは、従来の福祉業界において少ないデザイン系のサービスを提供し、障がい者の雇用機会を創出することを目指しています。近年、デザイナー不足が社会問題となっている中、特にフリーランスとして働くデザイナーが増えているため、企業が人材を確保するのが難しい状況です。
「バリデザ」は、元デザイナーのスキルを持つ障がい者が実力を発揮できる場を提供し、企業のマーケティングや広報活動を支援します。特に販促や広報に悩む中小企業や個人事業主を対象とし、制作コストの削減を可能にしています。
サービス内容とコストメリット
「バリデザ」では、グラフィックデザイン全般がサブスクリプション方式で頼めます。例えば、外注する場合、両面チラシの制作費用は通常4万~7万円ですが、「バリデザ」を利用すると年間約20万円で満足できるデザインを得ることができます。このように利用することで、最大で年間60万〜80万円のコスト削減が可能です。
提供されるデザインは、営業資料、ポスター、ロゴや名刺、チラシなど多岐にわたります。¥また、1アカウントにつき1案件で進行し、何度でも修正や微調整を依頼することができるため、顧客のニーズにきめ細やかに応えることができます。
障害福祉と就労継続支援A型について
障害者の雇用契約を基にした「就労継続支援A型」の取り組みは、障がいを持つ人々が社会で働ける環境を作るための重要な施策です。日本国内では、障がいを持つ方が1160万人を超え、その数は年々増加していますが、雇用契約を結ぶ職場は多くの場合、内職や軽作業に限られ、生産性が低い状態が続いています。「バリデザ」は、こうした課題を解消することを狙いとしており、実績を上げています。
Barrier Freeのビジョン
Barrier Freeは、ただのデザイン業務を超えて、障がいに対する理解を自然に広め、社会的なバリアをなくしていくことを目指しています。企業との協力を通じ、もっと「バリアフリー」な社会づくりに貢献し、様々な形での支援を通じて、障がい者が自立した生活を送れるような環境を整えることを目指しています。
私たちの目指す未来は、すべての人が能力を活かせる社会であり、デザインを通じてその実現に寄与できることを期待しています。
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