NTT東日本とアット東京が連携、クラウド環境を強化する新サービスを提供

企業のデジタルインフラを強化する新たな連携

デジタルトランスフォーメーション（DX）の進展に伴い、企業や組織におけるクラウドサービスの活用がますます重要視されています。そんな中、東日本電信電話株式会社（NTT東日本）と株式会社アット東京は、両社の強みを結集し、充実したネットワークソリューションを提供するための連携を開始しました。本記事では、今回の取り組みの詳細とその背景、メリットについてご紹介します。

新サービス「Multi Interconnect」とは？

NTT東日本の「Multi Interconnect」は、企業が必要とする多様なネットワークを提供し、業務の高効率化を図るためのサービスです。このサービスによって、フレッツ光回線（ベストエフォート回線）とInterconnected WAN（ギャランティ回線）の併用が可能になり、パブリッククラウドとの直接接続も実現します。

アット東京の「ATBeX」との接続

アット東京が提供する「ATBeX」は、日本全国13のデータセンターを拠点にしたネットワークプラットフォームサービスです。この接続によって、企業はAmazon Web Services（AWS）、Google Cloud、Microsoft Azureなどのパブリッククラウドにも容易にアクセス可能となり、ビジネスの活動を更に拡大できます。

デジタルトランスフォーメーションの推進

NTT東日本は地域循環型社会の実現を目指し、REIWAプロジェクトを推進しています。これは地域のニーズに応じたサービスやソリューションの創出を目指す取り組みであり、「Multi Interconnect」もその一環です。これにより、多様なアクセスラインとインターワーク機能による柔軟な対応が可能となり、企業のお客様のデジタルトランスフォーメーションを支援します。

お客様へのメリット

本連携の特徴は、2025年3月1日から開始される接続によって、従来のようにデータセンター引込用回線などの契約が不要となる点です。これにより、お客様の初期コストとランニングコストの削減が期待されます。また、接続先の選択肢が拡充されることで、さまざまなニーズに応じた接続方法が提供できます。

未来に向けた展望

NTT東日本及びアット東京は、この新たな取り組みを通じて、さらなる連携の強化を図ります。ネットワークの効率性やサービスの質を上げていくための施策を実施し、顧客満足度の向上を目指します。デジタル環境の変化が激しい昨今、業務のスピードを上げ、ビジネスの加速を支援するために、両社の協力による革新的なサービス開発が重要です。