若手起業家育成を推進するETIC.とfreeeが連携協定を締結

若手起業家育成を加速させる新たな連携

NPO法人ETIC.とフリー株式会社が、若手起業家の育成を目的とした包括連携協定を結びました。この協定により、ETIC.が運営する東京都主催の「TOKYO STARTUP GATEWAY」参加者向けに、freeeが共催するセミナーやワークショップが行われる予定です。これにより、起業家を目指す人々にとって、頼れるサポート体制が整うことが期待されています。

ETIC.とその活動

ETIC.は、1993年に設立され、「行動を起こす人に伴走し、つなぎ、ともに『あたらしい社会』をつくる。」という理念のもと、様々なプログラムを展開しています。インターンシップや起業家育成プログラムなどを通じて、数多くの若者にチャンスを与えてきた実績があります。今後は、専門家との連携を強化し、挑戦する人々に更なるサポートを提供することを目指しています。

freeeの起業支援の充実

freeeは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、起業家向けに多様なバックオフィス業務の効率化ツールを提供しています。特に、会社設立や開業手続きの簡略化を図る「freee会社設立」や「freee開業」といったオンラインサービスにより、多くの起業家が一歩を踏み出す手助けをしています。また、金融機関や行政との連携を強化し、各種イベントやセミナーの開催を通じて、安心して起業に挑戦できる環境づくりに注力しています。

具体的な取り組み

協定に基づくETIC.とfreeeの共同プロジェクトでは、起業手続きに関するセミナーやワークショップを開催し、freeeの専門スタッフによる個別相談も提供されます。これにより、参加者は具体的な起業のノウハウを学び、実践へのステップを進めることができます。ETIC.は、このような取り組みによって、若手起業家が自信を持って第一歩を踏み出し、事業を成長させる環境をさらに強化していく考えです。

取材からの声・期待

freeeの起業時代編集長である磯貝美紀氏は、ETIC.が30年以上に渡って挑戦する人々の支援を行っていることに触れ、「起業情報メディア『起業時代』で培ったコンテンツや各種プロダクトを通じて、一人ひとりの思いが形となるよう共に応援していきたい」とコメントしています。ETIC.のシニアコーディネーター佐々木健介氏も、今回の連携によって若手起業家が更なる挑戦へと進むことを楽しみにしていると話しています。

ETIC.の未来への展望

ETIC.は、現在も多くの起業家を育成しており、これまでに約16,000名が参加し、2,100名以上が起業を果たしています。2021年には自律分散型の組織体制に転換し、より多様性のある挑戦を可能としています。今後も、挑戦する人々を全力で支援し、共に未来を創り続ける仲間としてこの連携を育んでいくことでしょう。これは、次世代の起業家が自由に挑戦できる環境をより広げるための一歩でもあります。若手起業家支援の新たな取り組みが、今後のビジネスシーンにどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。