日本のアートシーンが国際的に進化する「JUMP」プログラム
独立行政法人日本芸術文化振興会が主導する「JUMP アーティスト+キュレーター国際協働プログラム」は、日本の若手アーティストとキュレーターの国際的な活動を促進する育成プログラムです。このプログラムは、アートを通じて文化の交流を図り、参加者が国際的な舞台で活躍できるようサポートします。
プログラムの概要
「JUMP」は、2025年4月に選出されたアーティストとキュレーターの3組、合計7名を中心に展開されます。これらの参加者は、ポルトガルのリスボン、アメリカのロサンゼルス、オーストラリアのシドニーという3都市の美術館と協力して作品制作を行います。最終的には、2027年3月に展示を行い、その成果を広く発表することが予定されています。
選出されたアーティストとキュレーター
以下は、選ばれた参加者の詳細です。
1.
リスボン: アーティスト青柳菜摘さんとキュレーター見留さやかさん。
2.
ロサンゼルス: アーティストデュオ「MES」の新井健さん、谷川果菜絵さんとキュレーター塚本麻莉さん。
3.
シドニー: アーティスト遠藤薫さんとキュレーター荒井保洋さん。
このプログラムは、各アーティストが異なる文化的背景を持つ美術館と連携し、それぞれの視点から新たなアートを創造することを目的としています。
プログラムの支援体制
「JUMP」プログラムでは、参加者に対して多様なサポートを提供します。有識者によるメンタリングや、現代アートの関係者とのネットワーキング機会が設けられており、参加者は自らの作品を海外で発表する際の基盤を築くことが可能になります。また、海外アートシーンを視察する機会も設けられており、国際的な視野を広げることができます。
この取り組みによって、参加者たちは自身のキャリアを広げ、アートを通じた国際交流の架け橋となることが期待されています。
実施の背景
「JUMP」という名称には、アーティストとキュレーターが文化の壁を乗り越え、グローバルに繋がりを形成してほしいという願いが込められています。国立アートリサーチセンター(NCAR)は、このプログラムを通じて日本のアートシーンの国際展開を推進し、次世代のアーティスト育成において重要な役割を果たすことを目指しています。
今後の活動や進捗については、ウェブサイトとインスタグラムを通じて定期的に発信される予定です。訪問者は、プロジェクトの結果や展示情報をリアルタイムで追うことができます。
アートの未来を担う若手アーティストたちの挑戦を、ぜひ応援していきましょう。