日立Astemoの二輪車技術
2023-10-10 13:00:02

日立Astemo、ミラノショーで次世代二輪車向けADAS・EV技術を公開

日立Astemo、ミラノショーで次世代二輪車技術を披露



2023年11月7日から12日にかけてイタリア・ミラノで開催された世界最大級のモーターサイクルショー『EICMA2023』で、日立Astemo株式会社は、次世代二輪車向けの革新的なADAS(先進運転支援システム)とEV技術を展示しました。同社は13ホールA52に出展し、多くの来場者を集めました。

安全性と快適性を両立するADAS技術



日立Astemoが開発した二輪車向けADASは、ステレオカメラやサイドミラーカメラなどの先進センシング技術を活用しています。これらの機器は車両の前後を的確に捉え、事故の危険を事前に察知することで、ライダーの安全性を高めることに貢献します。EICMA2023では、実車に搭載されたADASシステムを体験できる展示も行われ、その高い性能に多くの来場者から感嘆の声が上がりました。

環境性能とEV化への貢献



カーボンニュートラルへの取り組みとして、日立Astemoは二輪車向けe-Axleシステムも展示しました。これは、車両フレームに小型のe-Axleを搭載することで、二輪車のEV化を可能にする技術です。さらに、インバーターやEVマネジメントユニットなどの関連技術も公開され、EV化に向けた同社の積極的な姿勢が示されました。これらの技術は、環境負荷の低減に大きく貢献すると期待されています。

快適な走行を実現する次世代サスペンション



快適な走行体験を提供する次世代の電子制御サスペンションも注目を集めました。従来の電子制御サスペンションの長所を継承しつつ、小型車両にも対応できるコストパフォーマンスの高さが特徴です。展示会場では、加振機の上に設置された車両に実際に乗車して、サスペンションの性能を実感できる機会が提供されました。そのスムーズな乗り心地は来場者から高い評価を得ていました。

その他の技術



日立Astemoは、ADASやEV技術に加え、二輪車の安全性を向上させる様々なブレーキシステムや、燃費効率を改善する内燃機関(ICE)製品も展示しました。これらの技術は、二輪車の性能向上に多角的に貢献しており、同社の技術力の高さを示すものとなっています。

持続可能な社会への貢献



日立Astemoは、電動ビジネス統括事業部、シャシー・ICE統括事業部、モーターサイクル事業部による戦略的な事業ポートフォリオ運営を通じて、持続可能な成長を目指しています。電動システムや高効率な内燃機関システムによる環境負荷の低減、そして自動運転や先進運転支援システム、先進シャシーシステムによる安全性・快適性の向上に継続的に取り組むことで、より良い社会の実現に貢献していきます。

まとめ



EICMA2023での日立Astemoの展示は、二輪車の未来を大きく変える可能性を秘めた技術革新のショーケースとなりました。ADAS、EV、そして快適な走行体験を提供するサスペンションなど、多様な技術を駆使することで、日立Astemoは安全で快適、そして環境にも配慮した次世代の二輪車社会の実現に貢献しようとしています。

会社情報

会社名
日立Astemo株式会社
住所
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル5階
電話番号

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