文化交流の魅力
2018-05-23 08:30:04

日本とラオスをつなぐ文化交流授業の魅力とは

日本とラオスをつなぐ文化交流授業の魅力とは



最近、田園調布雙葉高校で行われた「ラオスと日本の文化交流授業」が話題となっています。この授業は、ラオスの少数民族の織物技術を商品化するラオス人女性起業家と日本の学生たちが参加し、一緒に知識を深めるための特別なプログラムです。本記事では、その詳細や背景についてお伝えします。

この文化交流授業は、Lao-Japan Gatewayという団体が中心となり実施されています。Lao-Japan Gatewayは、日本とラオスの架け橋として、両国の社会、経済、文化の発展に寄与することを目指しています。特に今回は、ラオスの少数民族文化をより多くの人に知ってもらう機会となりました。

授業は全3回に分かれており、第1回目は4月25日に行われ、Lao-Japan Gatewayの共同代表である村松氏が講師として登壇しました。彼は「ラオスという国」や「ラオスの少数民族と文化」、そして「Her Works」について学生たちに説明し、ラオスに対する理解を深めることを目的としていました。

続く第2回目の授業は5月23日に行われ、特別講師としてHer Worksの経営者トゥクタ氏が来日しました。学生たちはこれまでの授業で学んだことを発表し、お互いの理解を深める貴重な時間となりました。実際にラオスの文化に触れながら、異文化理解を促進する良い機会となりました。

最終回の 第3回目は、5月26日に実施され、ラオスフェスティバルのHer Works物販ブースにて一般来場者に向けた発表が行われました。この場では、学生たちが「ラオス」や「少数民族の文化」、「ラオスの女性起業家」について、また自分の学びを分享し、来場者との交流を図る重要な場となりました。

これまでラオスに対する知識は薄かったものの、今回のラオスフェスティバルが「ラオス観光年」として認定されたことにより、例年にはない盛り上がりが期待されています。特に「ラオス少数民族の織物文化」と「日本の女子高生のファッション文化」がどのように融合していくのか、一つの大きなテーマとなりました。

Lao-Japan Gatewayの理念は、ラオスと日本の関係を深化させるために、こうした文化交流を重要視しています。そして、相互理解を深めることで「ラオスの知名度向上」にもつなげていく考えです。今後も様々なアプローチ方法を模索し、階段を一歩ずつ登るように進めていく方針です。

Her Worksについて


Her Worksは、2016年にトゥクタ氏によって設立され、主にラオスの少数民族の織物を守り、社会への進出支援を行っています。また、特にアパレル関連商品の開発や販売活動を通じて、伝統文化の認知度を向上させることを目指しています。ラオス国内には現在3つの店舗を展開しているだけでなく、彼女は2017年には開発した商品の「グッドデザイン賞」を受賞しており、今年は日本貿易振興機構が発行した冊子「Laos100 ラオスの有力ビジネスパーソン」にも選ばれています。今後は日本市場への販売も視野に入れて活動を広げていく予定です。

Lao-Japan Gatewayについて


Lao-Japan Gatewayは、2017年に設立された有限事業責任組合(LLP)で、日本とラオスを結ぶ様々な事業に力を入れています。両国間のビジネス情報発信や市場調査、交流プログラムの開催を通じ、柔軟な事業展開を行っています。また、ビエンチャンではコミュニティカフェの運営も行っており、社会的な交流の場を提供しています。これらの活動は、両国の関係強化を図るための重要な役割を果たしています。

今回の文化交流授業は、日本とラオスの架け橋を築く一歩であり、未来に向けた豊かな交流の実現が期待されます。

会社情報

会社名
Lao-Japan Gateway 有限責任事業組合
住所
東京都板橋区東山町18-6
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。