2026年卒内定調査
2025-07-31 13:22:42

マイナビが発表した2026年卒内定者意識調査の結果

マイナビ2026年卒 内定者意識調査の結果



株式会社マイナビは、2026年に卒業予定の全国の大学生や大学院生を対象に実施した「マイナビ2026年卒内定者意識調査」の結果を発表しました。この調査では、内々定を持つ学生の状況やキャリア形成に対する意識の変化について明らかにされています。

内々定保有社数の状況


調査の結果によると、2026年卒の学生が内々定を保有している平均社数は1.73社となり、昨年と比較して0.55ポイント減少しました。特に、1社のみの内々定を持つ学生の割合が62.2%に達し、前年の41.0%から大幅に増加したことが注目されています。この結果からは、内々定が1社のみで活動を終える学生が増えているという傾向が見受けられます。

活動終了の傾向


内々定社数別の活動終了率を比較すると、複数内々定を持つ学生の終了率が67.4%であるのに対し、1社内々定の場合は76.3%と、明らかに活動を早期に終了する傾向があります。つまり、1社内々定を得た学生は、その企業に対する志望度が高くなり、選考を通じて確実性を感じていると推察されます。

キャリア形成活動の影響


低学年の学生たちが行うキャリア形成活動に参加した結果、39.1%が「将来について真剣に考えるようになった」と回答しています。このような活動がさらなる理解を促進し、業界や職種選びに好影響を与えることが示唆されています。また、キャリア形成活動を通じて多くの学生が業界理解を深めており、その結果、志望企業を決める際には「自分の価値観に合いそう」という理由が約半数を占めています。

志望企業選定の理由


志望企業を選ぶ際、その企業が「自分の価値観に合うかどうか」を重視する学生が増えており、約45.9%がこの理由を挙げています。また、選考中に第一志望が変わった理由として「選考結果」が40.7%を占めていることからも、選考のプロセスが志望変更に与える影響が伺えます。自己分析やインターンシップの経験を通じて、自身の将来についてより具体的に考える学生が増えていることは重要な傾向です。

調査機関のコメント


マイナビキャリアリサーチラボの中島英里香研究員は、今年度の調査からは特に1社内々定を受けて活動を終了する学生が多いことが特筆すべき点だと指摘しています。キャリア形成活動を通じて、自身の将来について真剣に向き合う学生が増えてきていることは、キャリア選択の質を高め、企業とのマッチングが進んでいることを示していると言えるでしょう。

調査の概要


この調査は2025年6月16日から7月6日までの間に実施され、2,284名の有効回答を得ました。調査方法はWEBフォームを用い、文系と理系の学生男女を対象に行われました。詳細はマイナビの公式サイトでご確認できます。

この調査を通じて、学生のキャリア観や企業選択に影響を与える要素についての理解が深まりました。これからの就職活動に役立てていきたいところです。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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