アートで気候問題を考える
2023-11-30 12:43:24

気候変動をアートで感じる「HELP展」が大盛況のうちに閉幕

アートで気候変動を感じる「HELP展」が閉幕



11月17日から26日まで、東京都青山のLIGHT BOX STUDIO AOYAMAで開催されたアート展「HELP展」が終了しました。この展覧会は、日本に於ける気候変動がもたらす影響をアートを通じて体験できるもので、750人以上の来場者を記録し、多くのメディアでも取り上げられました。

気候変動を感じる展覧会の内容


「HELP展」では、気候変動により30年後に日本から失われるかもしれない生物や文化をテーマに、さまざまなアーティストや文化人が参加しました。ぬいぐるみ作家・片岡メリヤス氏や料理研究家・土井善晴氏などが協力し、観客が五感で気候危機を感じられる作品を展示しました。主催は国際NGOグリーンピース・ジャパンで、企画はクリエイティブユニットHAKUAが担当しました。

公式サイトやSNSを通じて告知が広まり、多様なジャンルのメディアに取り上げられたことから、アートと気候変動を考える新たな視点を持つ機会となりました。

来場者の反響


会期中には、来場者が気候変動について「とても感じた」と応える割合が6割に達し、79%の参加者が「自分にできる行動を探したい」と回答するなど、参加者の意識が高まったことが伺えます。このような反響は、環境問題が身近に感じられ、自分ごととして捉えられた証拠です。

来場者からは「環境問題を自分ごととして考えるきっかけになった」「気候変動に関心を持つ仲間がいることを知り、明るい気持ちになった」といった声が寄せられ、感謝の気持ちを表す人も多かったとのことです。

参加型企画が充実


また、本展では参加型の企画も盛りだくさんでした。展示品を持ち帰り可能にした「リユース型の展示会」では、62個中59個が新たな持ち主を見つける成功を収め、101のリユースアイデアも集まりました。このように、身近なリユースの可能性を示すことに成功しました。

さらに、来場者はオリジナルコインを使用した擬似募金体験にも参加し、約600人がこの企画に興味を示しました。この体験では、募金したものに対して、その場で感謝の手紙を受け取る仕組みが人気を集めました。これによって、来場者は親しみを感じながら環境問題に向き合うことができました。

トークイベントでの対話


トークイベントも大きな反響を呼び、八劔神社の宮司である宮坂清氏とモデルのNOMAさん、フォトグラファーのMARCOさんが登壇し、気候変動や環境問題についての意見を交わしました。これらのトークは、公式サイトでアーカイブ映像として公開される予定です。

主催者のメッセージ


「HELP展」のクリエイティブ・ディレクターである宮園夕加氏は、「この展示会を通じて、多くの方に問題を共有し、今後のアクションに繋がることが大変嬉しい」と述べています。また、グリーンピース・ジャパンの高田久代プログラム・マネージャーも「想像を超える来場者が集まり、気候変動を考えるきっかけとなれたことがとても喜ばしい」とコメントしました。

これからの地球環境を守るため、個人ができる小さなアクションから始めてほしいというメッセージが、来場者にしっかりと届いていることが伝わってきます。

HELP展は、今後も気候変動の重要性をアーティスティックに発信していくことでしょう。この展示を通じて得た経験を、ぜひ今後の行動に繋げてほしいと思います。

会社情報

会社名
一般社団法人グリーンピース・ジャパン
住所
東京都港区新橋3-3-13Tsao Hibiya 12階
電話番号

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