ニセコ東急グラン・ヒラフのリフト改革
「Value up NISEKO 2030」プロジェクトの一環として、ニセコ東急グラン・ヒラフでは、2025年12月に新しい6人乗りチェアリフトの導入が決定しました。このリニューアルにより、さらに多くのスキーヤーやスノーボーダーが快適に滑走できる環境を提供します。
リフト更新の背景
ニセコ東急グラン・ヒラフは、近年、国内外から訪れるスキー・スノーボード愛好者が増え、特に「JAPOW」を求めて来場する方が多いため、混雑が発生しています。中でも、キング第3リフトにおいては、リフト待ちの状況が目立っていました。このような状況を改善するため、2016年にキング第3リフトは4人乗りの高速リフトに更新されましたが、今シーズンは過去最多の来場者数を記録しました。2024年12月には10人乗りの「エースゴンドラ」が新設される予定であり、これにより中腹への来場者がさらに増加すると見込まれています。
したがって、さらなる輸送力の強化が急務であり、6人乗りの高速リフトに架け替えることで、混雑を緩和し、来場者の満足度の向上を目指しています。ちなみに、既存のキング第3リフトの設備は、他のリフト更新に再利用される予定です。
最新型のシートヒーター付きリフト
新たに導入される6人乗りチェアリフトは、初めてシートヒーターを搭載したフード付きで、特に冬の厳しい寒さから来場者を守る設計となっています。このリフトは、1時間あたりの輸送能力を600名増加させる見込みで、混雑の緩和に貢献します。加えて、リフト乗り場にはローディングカーペットが設置され、小さなお子様や初心者でも安心して乗車できる工夫が施されています。
営業情報と今後の計画
ニセコ東急グラン・ヒラフは、2024年11月30日から2025年3月31日までの営業予定で、リフト更新工事は来春に着工する予定です。このため、2024-2025シーズンの営業は2025年3月31日までとなるとのことです。
ニセコ東急グラン・ヒラフとは
「ニセコ東急グラン・ヒラフ」は、豊富な雪量と質の高いパウダースノーで、多くのスキーヤーやスノーボーダーを魅了しています。スキー場では、22コースが用意されており、雄大な羊蹄山を迫力ある景色として楽しむことができます。公式サイトでは、施設やコース、アクセス情報が詳しく紹介されています。
東急不動産の取り組み
「Value up NISEKO 2030」プロジェクトは、2030年に向けて持続可能なリゾートの発展を目指すもので、ニセコブランドの価値向上に向けた課題解決や地域活性化を図っています。スキー場の改修や、地域との連携を強化しながらさらなる発展を模索しています。これからも多くの取り組みが期待されており、ニセコ地域にとって目が離せない動きが続くことでしょう。