京セラがソーラーエッジ製パワコンで太陽光発電の新時代を開く

京セラ、ソーラーエッジとの提携で革新的な太陽光発電を実現

京セラ株式会社は、ソーラーエッジテクノロジージャパンと提携し、同社のパワーコンディショナ及びオプティマイザを活用したPPA（Power Purchase Agreement）サービスを4月15日に開始します。この新サービスの導入により、企業向けの高効率な太陽光発電ソリューションが提供され、さまざまな利益をもたらすことが期待されています。

発電量アップ

産業向け太陽光発電システムにおいて、発電量の向上が重要です。従来は、パワーコンディショナが複数のモジュールを直列接続していましたが、これにより、一部のモジュールの発電量が下がると、全体の発電量にも影響が出てしまいます。しかし、ソーラーエッジのパワーオプティマイザを導入することで、発電システムを2枚単位で分割管理できるようになります。これにより影がかかる、積雪、故障、汚れなどの影響を受けたモジュールがあっても、その周辺のモジュールが効率的に発電を続けることができます。

O&M効率化

さらに、モニタリングや運用・保守（O&M）の効率化も実現されます。ソーラーエッジのパワーオプティマイザにより、2枚単位でのパネル管理が可能になりました。これにより、故障や異常発生時にも迅速に問題のあるモジュールを特定し対処できるため、メンテナンス作業が効率化され、コスト削減にも貢献します。

安全性の向上

太陽光発電システムでは、火災などの緊急事態が発生した場合、高電圧が印加されるため、感電の危険が増します。ソーラーエッジのシステムは、「SafeDC™」機能を搭載しており、非常時には電源を切ることで電圧を安全な30V以下に抑えることができます。直流回路の遮断や漏電時にも自動で電圧が下がるため、感電リスクが大幅に低減され、安全な消火活動が可能になります。