アナログレコードの需要
2021-04-14 17:37:59

アナログレコードの需要急増、東洋化成が生産体制を強化中

アナログレコード再評価の波



近年、音楽のデジタル化が進み、ストリーミングサービスが主流となっていますが、その一方でアナログレコードの生産が爆発的に増加しています。日本レコード協会のデータによれば、2009年には年間約10万枚だったLPレコードの生産数が、わずか10年後の2019年には約120万枚にまで膨れ上がりました。これは、アナログ盤の人気が再燃し、音楽ファンの間で非常に重要な存在となっていることを示しています。

情勢が変わる中、特に注目されるのが東洋化成株式会社の存在です。この会社は1959年に創業され、CDの時代にあってもアナログレコードの生産を続けてきました。創業者である萩原重治の「需要がある限りレコードを作り続ける」という理念のもと、同社は一時期アジア唯一のレコード工場となりました。

生産数の急増



アメリカにおいては2020年にCDの生産をレコードが上回るという驚きの事実もあり、音楽業界の動向はまさに大きく変わっています。アナログレコードの温かみや音質に魅了される人々が増えており、その需要は今後も続くと考えられています。

昨年度のデータを基に見通しを立てると、東洋化成は今年度の生産体制をさらに強化する方針です。前年以上の受注量があるため、人員の増員を行い、フル稼働体制で対応することを予定しています。これにより、アナログレコード愛好者へ迅速に製品を届けることができるでしょう。

工場の運営とSNS



同社の公式Instagram(@toyokasei)では、工場の作業風景や日常の様子が毎日更新されています。これにより、アナログレコード制作の背後にある情熱や技術を多くの人と分かち合い、興味を持ってもらうことを目指しています。

また、東洋化成は人材の採用にも力を入れており、特に必要資格は定めておらず、未経験者でも応募可能です。興味がある方は採用ページを訪れ、各種SNSを通じて問い合わせもできます。音楽業界の一端を担うチャンスに直面しているかもしれません。

終わりに



アナログレコードの復活は、音楽の楽しみ方が多様化する中で、昔の良さを再認識させてくれます。デジタルでは味わえない温かみや音質に魅了される人々にとって、東洋化成は重要な存在です。この流れが今後どのように進展するのか、引き続き注目していきたいところです。

会社情報

会社名
東洋化成株式会社
住所
東京都港区南青山1-1-1新青山ビル西館7F
電話番号

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