クラウドEDIサービス「EDI-Master Cloud」における大きな一歩
キヤノンマーケティングジャパンの子会社、キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、2024年12月20日付けで、同社のクラウドEDIサービス「EDI-Master Cloud」において、情報セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27017」認証を取得したことを発表しました。この認証は、クラウドサービスに特化した情報セキュリティ管理策を示すものであり、今年のデジタルトランスフォメーション(DX)の推進とともに、企業のクラウドサービス利用が進化する中で非常に重要な意味を持ちます。
クラウドサービスの普及とセキュリティ意識の高まり
近年、国内の企業におけるクラウドサービスの普及率は77.7%に達しています(参照:総務省 令和5年「通信利用動向調査」)。しかし、利用が進む一方で、不正アクセスや個人情報漏えいといったリスクも深刻化しています。これにより、企業のセキュリティ意識はこれまで以上に高まり、クラウドサービスを提供する事業者に対して情報セキュリティ対策の証明が求められています。
このようなニーズに応じて、キヤノンITSは「EDI-Master Cloud」の安全性を証明すべく「ISO/IEC 27017」認証を取得しました。この認証取得により、「EDI-Master Cloud」は、クラウド特有の情報セキュリティに関するリスクを適切に識別・評価・管理していることが保証されます。
ISO/IEC 27017とは
ISO/IEC 27017は、クラウドサービス提供者と利用者に対する情報セキュリティ管理策をまとめた国際的なガイドラインです。これに基づき、組織が体制を整え、管理策を講じているかを評価し、認証を行います。本認証取得は、サービスの透明性と信頼性を高める一助となります。
EDI-Master Cloudの強み
キヤノンITSの提供する「EDI-Master Cloud」は、マイクロサービスアーキテクチャ、オートスケーリング、コンテナ技術の採用により、高い可用性、耐障害性、スケーラビリティを誇ります。これにより、サーバーを必要とせずにクラウド上でEDI機能を利用できるだけでなく、通信、変換、ジョブフロー、運用管理機能といった多彩なAPIをリリースしています。
さらに、EDI業務運用サービスを提供し、顧客が安心してビジネスを展開できる環境を整えています。
今後の展望
今後もキヤノンITSは、顧客に安心して利用していただけるクラウドEDIサービスの提供を目指し、セキュリティ対策の強化とサービス品質の向上に取り組んでいく方針です。今後の発展に期待が寄せられます。
お問い合わせ先
一般の方からのお問い合わせは、以下のリンクからどうぞ。
EDI-Master Cloud担当へ
この認証は、クラウドビジネスの発展を支える大きな一歩として、ぜひ覚えておいてください。