株式会社ヒトカラメディアは、都心部のオフィスビル約650棟の空室フロアを調査し、2024年度版『オフィス坪単価マップ』を公開しました。
同社は、これまで数多くのオフィス仲介に携わってきた経験から、世に出ている家賃相場と実際の相場に違和感を感じ、2018年から毎年このマップを公開しています。
今回の調査では、募集時の賃料ではなく、成約に近い賃料を基に算出しており、よりリアルなオフィス賃料の相場を把握することができます。
2024年度版『オフィス坪単価マップ』の注目ポイント
2024年度版では、全体的にオフィス坪単価が上昇している一方で、即日稼働可能なセットアップオフィスが人気となっていることがわかりました。
特に、渋谷エリアは坪単価が4,000円アップし、コロナ後の回帰傾向が見られます。また、田町/浜松町エリアはアクセスが良く、飲食店も豊富で働きやすいことから、注目エリアとなっています。
一方、六本木エリアは坪単価が2万円前後で賃貸できる物件も存在し、穴場エリアとして注目されています。五反田エリアは坪単価が2,000円ダウンし、さらにコスパが良くなっていることから、スタートアップ企業にとって魅力的なエリアとなっています。
オフィス賃料の動向を読み解く
『オフィス坪単価マップ』は、単に賃料の相場を知るだけでなく、現在のオフィス業界の動向を読み解くための重要なツールです。
例えば、渋谷エリアの坪単価上昇は、企業のオフィス回帰と、渋谷エリアの活性化を示しています。また、六本木エリアの坪単価が比較的低いのは、オフィス需要が他のエリアに分散していることを示唆しています。
『オフィス坪単価マップ』を活用しよう
『オフィス坪単価マップ』は、オフィス移転を検討している企業にとって、非常に役立つ情報です。
マップを活用することで、エリア別の坪単価や相場を把握することができます。また、最新のオフィス業界動向を理解し、最適なオフィスを選定することが可能になります。
ヒトカラメディアのウェブサイトでは、『オフィス坪単価マップ』のダウンロードに加え、同社の担当者による解説記事も公開されています。オフィス移転を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。