ハートチームの革新
2026-07-27 09:27:51

京都市で多職種協力の「ハートチーム」が心不全医療を革新

心不全医療の新たな試み–「ハートチーム」が目指す包括的サポート



京都市伏見区に位置する医療法人蘇生会蘇生会総合病院は、2026年5月、増加する心不全患者への対応を強化するために、多職種からなる「ハートチーム」を発足しました。この取り組みは、高齢化社会における心不全問題に立ち向かうための、新たなスタンスとも言えます。

心不全の現状とその課題



心不全は、その治療の難しさから、今や「心不全パンデミック」とも呼ばれています。患者数は年々増加しており、特に高齢者においては急速にその数が増えています。この疾患の特性として、急性期の治療に加え、再入院を防ぐための支援が不可欠だとされています。再入院を繰り返す原因としては、病気そのものだけでなく、食事管理や運動療法、服薬管理、さらには生活指導や心理的サポートまでが重要視されています。

さまざまな専門職が力を合わせる



蘇生会の「ハートチーム」は、循環器内科医を中心に、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床心理士、さらには社会福祉士など多様な専門職が集結しています。それぞれの専門分野からアプローチをすることで、患者に対する包括的な支援が可能になります。毎週行われるカンファレンスでは、その時々の患者の情報や課題を全員で共有し、切れ目のない医療サービスを展開する努力が続けられています。

身体だけでなく心もサポート



心不全は長期的に付き合わなければならない疾患であり、患者の多くは病気への不安を抱えています。そこで、臨床心理士がチームに加わることで、患者やその家族に対しても心のケアを施すことが可能になっています。医師や看護師には話しづらい悩みを聞くことで、患者が少しでも前向きに治療に向き合えるようサポートする体制が確立されています。このような心理的サポートの存在は、全国的にも珍しい取り組みであり、蘇生会ならではの特色です。

地域との連携を強化



ハートチームの取り組みは、単なる病院内部の努力に留まらず、地域の医療機関や介護、福祉サービスとの連携を図ることを目指しています。地域全体で心不全患者を支えるため、迅速な診療や情報共有を行い、患者の治療後も安心して生活できる環境づくりに努めています。

理事長と医師のメッセージ



理事長の津田永明氏は、「心不全については、治療だけでなく、患者さんの生活や心の支えも重要な要素です」とし、医療スタッフがそれぞれの専門性を活かして支える体制が重要であることを強調しています。また、西村医師は「心不全の再発を防ぐためには、身体的な治療だけでなく、退院後の生活全般をサポートすることが必要です」と語ります。これらの取り組みを通じて、患者一人ひとりに寄り添った医療を提供してゆく決意が感じられます。

今後の展望



医療法人蘇生会は、心不全患者の再入院予防と生活の質を向上させるべく、今後も「ハートチーム」を中心とした地域連携の強化を進めていく予定です。このような新しい取り組みを通じて、地域社会全体で支える循環器医療を実現していくことが期待されています。


画像1

会社情報

会社名
医療法人社団蘇生会
住所
京都府京都市伏見区下鳥羽広長町101番地
電話番号
075-621-3101

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。