女性のキャリア支援を進化させる『SHEHUB』が新たな挑戦へ
女性が活躍できる社会の実現を目指す株式会社ドットアイが、女性向け転職プラットフォーム『SHEHUB(シーハブ)』を運営していることをご存知でしょうか。このたび、同社は東京都が主催する女性ベンチャー成長促進プログラム「APT Women」の第10期に採択されました。このプログラムに参加することで、女性のキャリア支援に対する取り組みをさらに加速させることが期待されています。
APT Womenとは
APT Women(Acceleration Program in Tokyo for Women)は、東京都が主催する女性起業家や経営者のスケールアップを支援するプログラムです。このプログラムでは、各種講義、個別メンタリング、ネットワーキングの機会が提供されることで、事業の加速を図ることを目的としています。これまでに280社以上が参加し、約242億円の資金調達や900件以上の企業との連携を実現するなど、多くの成果を上げてきました。
SHEHUBについて
『SHEHUB』は、女性が自分に最も合った職場を見つけるために、口コミ、データ、相談サービスを統合したキャリア支援プラットフォームです。具体的には、企業ごとの「年収」「残業時間」「有給取得率」など、女性に特化した12の指標を整備し、実際に働いた女性たちのリアルな声も収集しています。この仕組みを通じて、求人広告や企業PRでは見えにくい現場の実態を把握することができます。
このプラットフォームは、リリースからわずか3ヶ月で1万件の口コミを、さらに5ヶ月後には3万件を突破しました。これは、全国の働く女性の“ホンネ”が集まる貴重なデータベースとなり、女性が直面するキャリアの不安を可視化し、より良い選択を手助けしています。
直面する課題と解決の取り組み
女性が抱える不安や悩みは多種多様です。「育児と仕事の両立」「昇進の遅れ」「少ない女性管理職への相談相手の不足」「同等の評価を得られない」などの声が聞かれます。『SHEHUB』は、これらの課題に寄り添い、実際に働いた女性の声やデータを可視化することで納得のいくキャリア選択を支援しています。広告による情報ではなく、リアルな経験に基づくため、転職時のミスマッチを防げる点が最大の特徴です。
社会的な理念と目指す未来
日本における女性管理職の比率は約1割と、依然として政府が掲げる30%を大きく下回っています。特に、出産や育児がキャリアに与える影響は構造的な問題であり、解決が急務です。『SHEHUB』は、情報の格差や社会的な壁に立ち向かい、すべての女性が「誰かの正解」ではなく、自ら納得したキャリア選択ができる社会の実現を目指しています。
具体的な機能と特徴
1.
女性向け12指標での企業比較
各企業の年収や残業時間、有給取得率など、女性に直接関わる12の指標をもとに比較できます。
2.
リアルな口コミの収集機能
働く女性たちの生の声を集め、広告に依存せず一次情報を提供することで、失敗のない転職を促進します。
3.
SHEHUBエージェント制度
転職や現職の継続、スキルアップなどについて専門アドバイザーが丁寧に寄り添います。
4.
公共データとの連携
経済産業省の「なでしこ銘柄」など、公的データも参照し、企業の多角的な理解を助けます。
代表の意気込み
株式会社ドットアイの代表取締役、大﨑恵理子氏は、「APT Women」プログラムへの採択を大変光栄に思っています。彼女は、婚姻・出産・キャリアの選択肢に苦しむ多くの女性の声を受け、情報不足や環境の格差が大きな壁になっていることを実感しています。今後は、『SHEHUB』を通じてもっと多くの女性が自分らしいキャリアを築ける社会を実現するため、プログラムの学びを活かして日本発の女性キャリア支援モデルを広げたいと語っています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社ドットアイ
- - 代表者: 大﨑恵理子
- - 設立: 2024年
- - 所在地: 東京都中央区八重洲一丁目5番20号 東京建物八重洲さくら通りビル
- - 事業内容: 女性向け転職プラットフォーム『SHEHUB』の企画・運営
- - 公式サイト: ドットアイ
この新たな挑戦が、働く女性たちの未来を明るく照らすことを願ってやみません。