月刊『正論』8月号特集:安倍晋三元首相哀悼と国際情勢の考察
2023年7月1日、産経新聞社発行の月刊『正論』8月号が発売されました。今号の特集は、奈良市で発生した安倍晋三元首相の銃撃事件から3年を経た現在に焦点を当てています。「あれから3年…」と題された特集では、安倍元首相の死をどう受け止めるべきかを掘り下げる対談や寄稿が数多く収められています。
対談:誰が「安倍晋三」を殺したか
特集の目玉は、安倍元首相のブレーンとして知られる麗澤大学教授の八木秀次氏と、産経新聞の論説委員であり元側近記者の阿比留瑠比氏の対談です。彼らは、安倍氏の暗殺の背後にある政治的な理由や、その影響を受けた現代政治について語り合います。この対談は、安倍元首相の政治的遺産を論じるうえで非常に重要な視点を提供しており、安倍政治の未完の部分をどのように受け止めるべきかを考えさせられます。
寄稿内容
さらに、文芸評論家の小川栄太郎氏は、安倍元首相を失った保守層の病理を検討し、保守思想の行く末について論じています。同様に、参議院議員の衛藤晟一氏も、安倍政治の引退への辞を述べ、今後の日本の行く末について自らの見解を示します。
また、各寄稿者は国際情勢にも目を向けており、イランとイスラエルの戦闘についての解説や、韓国の新大統領・李在明氏に関する分析も含まれています。これらのコメントは、国際情勢が日本に与える影響についての深い洞察を提供します。
特に、イスラム思想研究者の飯山陽氏や、龍谷大学教授の李相哲氏による寄稿は、国際問題に対する日本の立場と、その政策形成の必要性を強調しています。飯山氏は、イランに対する非難がなぜ重要であるのかを説明し、李教授は新大統領の反日的な側面について焦点を当てています。
終わりに
特集の最後には、長嶋茂雄氏の追悼記事や、忘れ得ぬエールに関する対談もあり、懐かしさを感じさせる内容になっています。今回の『正論』は、政治的かつ文化的な視点から多角的に日本の現状を知るためにおすすめの号です。
月刊『正論』は書店で手に入れることができ、定期購読も可能です。興味を持たれた方は、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。詳しい情報は、公式ホームページで確認できます。