大村あつし著『クワガタと少年』が新たに絵本として登場!
2007年11月上旬、東京都港区のゴマブックスから、新しい絵本『クワガタと少年』が発売されました。この作品は、大村あつしさんが著作を手がけ、アナウンサーとして活躍する高樹千佳子さんの朗読CDが付属しています。絵本のイラストは、消しゴム版画家のトミナガマキさんが担当し、温かみのある雰囲気が漂います。
昨年6月にリリースされた『エブリリトルシング』は、特に女性を中心に多くの支持を得て注目を集めました。「自分らしく生きることの大切さを学んだ」といった感想が広まり、その影響もあって不登校の小学生が学校に行くようになったという実例も報告されています。この作品は、累計15万部以上を売り上げ、アマゾンの総合ランキングで1位を2度獲得し、全国の書店で一時的な在庫切れを記録するほどの人気を誇ります。
第一話『クワガタと少年』が特に評価され、より広い世代に楽しんでもらいたいという思いから絵本形式でのリリースとなりました。本作の物語は、デパートの昆虫売り場を舞台に、足が5本しかないため安く売られているクワガタと、そのクワガタに惹かれる少年の心温まるやり取りが描かれています。店員は足が6本のクワガタを推薦しますが、少年との会話を通じて新たな気付きが得られるという深いテーマが隠されています。
現在、大村さんの『エブリリトルシング』は映画化オファーが殺到しており、続編『エブリリトルシング2』の発売も決定しています。この続編では、主人公たちのその後を描き、より多くの感動を提供することでしょう。
著者の紹介
大村あつしさんは、映像化や音声化などを視野に入れたメディアミックス作家です。彼は中学生の頃から『天声人語』を写し続け、その文才を磨いてきました。作品は独特のリズムを持ち、読者を引き込む力にあふれています。その成功から「過去10年間でもっとも成功したITライター」と称される大村さんは、2000年からインターネットで作品を発信し、80万人以上の読者を有する著名な作家となりました。『エブリリトルシング』でのデビューは大きなヒットを記録し、他にも『無限ループ』なども執筆しています。斬新なアイデアと意外なストーリー展開が特徴の彼の作品は、多くの読者に愛されています。
書籍の詳細
- - タイトル: クワガタと少年
- - 著者: 大村あつし
- - イラスト: トミナガマキ
- - 朗読: 高樹千佳子
- - 仕様: 四六判
- - 定価: 1,575円(税込)
- - 発売日: 2007年11月上旬
興味のある方は、ぜひお手に取ってみてください。心温まるストーリーと美しいイラストが、多くの感動をもたらすことでしょう。