令和6年AMラジオ放送のFM補完中継局が免許申請を開始

総務省によるAMラジオのFM補完中継局免許申請のお知らせ



総務省は、2023年11月11日から2023年12月11日までの期間において、AM(中波)ラジオ放送のためのFM補完中継局の免許申請を受け付けることを発表しました。これは、現在のAMラジオ放送の質を向上させるための取り組みであり、特に地上基幹放送局の設置場所や周波数に関して新たな基準を設けたものです。

免許申請の概要



申請の受付期間は令和6年の11月11日(月)午前8時30分から12月11日(水)午後5時15分までです。郵送での申請は、期間内に必着であることに注意が必要です。また、FM補完中継局とは、AMラジオ放送を補完するためのFM放送のことで、主に音質の向上と安定した受信を目的としています。

申請に関する条件



申請を行うためには、送信設備の設置場所、放送対象地域、放送周波数、さらに空中線電力を明記する必要があります。例えば、山形県の鶴岡市では、92.4MHzで100Wの出力での放送を計画しています。

申請書の提出場所



申請書類を提出する場所は、東北総合通信局です。具体的には、仙台市青葉区本町三丁目にある仙台第2合同庁舎の放送部放送課となります。電話での問い合わせも可能ですので、必要な場合は早めに連絡を取ることが推奨されます。

また、申請様式や必要な書類は、総務省の公式ウェブサイトにてダウンロードすることができます。特に、電波利用に関する情報は、以下のリンクからアクセス可能です: 電波利用ポータルサイト

FM補完中継局の重要性



FM補完中継局の増設は、特に地方地域においてAMラジオ放送の聴取環境を改善する効果があります。電波の特性上、AM放送は地形や建物の影響を受けやすく、受信条件が厳しいエリアが存在します。FM補完中継局が設立されることで、音質の向上だけでなく、より多くのリスナーが安定した放送を楽しむことができるようになるのです。

この免許申請の受け付けは、AMラジオ放送の未来を大きく変えるチャンスであり、多くの放送局が利用を検討することが期待されます。地域に密着したラジオ放送の発展に寄与するため、興味がある事業者は定められた期間内に申請を行うようにしましょう。

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