伝統を受け継ぐ酒造、萩原酒造が新酒を発売!
1855年(安政2年)に創業以来、萩原酒造は日本の伝統的な酒造りを守り続けています。特に注目すべきは、最近ユネスコの無形文化遺産に登録された日本酒の「伝統的酒造り」において、萩原酒造がその一翼を担っている点です。雇われている杜氏や蔵人が先人たちの技術を受け継ぐ中、2024年には「常陸杜氏」の認定を受けることが予定されています。この認定を得ることは、茨城県内でも非常に難易度が高く、萩原酒造の専務であり杜氏でもある萩原康久がその業務において大きな役割を果たしています。
「常陸杜氏」とは何か?
「常陸杜氏」という資格は、茨城県酒造組合が産業技術イノベーションセンターと協力して2019年に創設したものです。この資格を取得するには、県内の酒蔵での一定期間の修業や国家資格である酒造技能士1級の取得が求められ、さらに多岐にわたる試験内容があり、現在では認定を受けた杜氏はわずか10人ほどです。
新酒「徳正宗 本醸造 初しぼり生原酒」
今年の新酒「徳正宗 本醸造 初しぼり生原酒」は、12月7日から販売されます。この新酒は、夏の猛暑という厳しい環境の中で仕込まれましたが、蔵人たちは技術を駆使し、浸漬時間の調整を行うことで、恥ずかしくない仕上がりを実現しました。この新酒は、甘味と酸味のバランスが見事に取れており、すっきりとした飲みごたえを楽しめます。
特徴と価格
「徳正宗 本醸造 初しぼり生原酒」は、アルコール度数17%と高めですが、独自の製造技術により、飲みやすさを追求しています。元来の純米酒を否定する意図はなく、さまざまな酒造りの技術を融合させて、新たな味わいを創出しています。特にお正月の料理と相性抜群の酒質なので、年末年始の食卓にぜひ加えてほしい逸品です。
- - 原材料:米(国産)、米麹(国産)、醸造用アルコール
- - 精米歩合:70%
- - 酵母:小川酵母
- - 火入れ:なし。要冷蔵
- - 価格:1,485円(税込)/720ml、2,970円(税込)/1800ml
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おわりに
萩原酒造は、今後も伝統を守りながら新しい挑戦を続けていくことでしょう。この新酒が国内外の日本酒ファンに愛されることを願っています。
萩原酒造株式会社
〒306-0433
茨城県猿島郡境町565-1
電話:0280-87-0746
営業時間:9時~16時30分
定休日:土曜・日曜・祝日(夏季)、第2第3土曜・日曜・祝日(冬季)
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