テレビCMデータサービス「CMラボ」とは
「CMラボ」は、マーケティングデータのオープン化を目指し、利用料0円でテレビCMデータを提供するプロジェクトです。このサービスは、独自のロジックとAI技術を駆使し、データ生成コストを極力抑えることで実現されています。これにより、企業は手軽にCMデータを活用でき、市場における競争力を高める一助となっています。
2024年8月のテレビCMランキング発表
2024年8月1日から31日の期間に関東広域圏キー局で放送されたテレビCMのデータをもとに、CMラボが注目のランキングを発表しました。これは、多くの企業のブランディング活動が集約された結果であり、マーケティングのトレンドを探るうえでも重要な意義を持っています。
TOKIUMが急上昇
特に目を引くのは、支出管理プラットフォームの「TOKIUM」が急激にランキング4位に浮上したことです。TOKIUMは8月12日からテレビCMの放送を開始しこの結果を達成しました。株式会社TOKIUMは、2024年6月に約15億円の資金調達を発表しており、その資金を活用してマーケティング活動を強化していると考えられます。関係者によれば、調達した資金は新サービスの開発や機能拡充に充てられる予定とされています。
ランキング2位は楽楽シリーズ
競合として、株式会社ラクスが提供する「楽楽シリーズ」が8月ランキングで2位にランクインしました。この結果は、経費精算システム市場における熾烈な競争を示しており、今後の戦略がますます注目されます。
ビズリーチも再登場
前月に引き続き、ビズリーチが新テレビCMシリーズ「社長の本気」を展開し、8位にランクインしました。7月には、複数の企業のCMを放送しており、引き続きの好調な業績が期待されています。
AI業界の動向
また、最近のランキングにはGoogleのAI Geminiに関する広告も登場しました。AI業界は今、非常に活況を呈しており、GoogleのCMがその中でも重要な役割を果たしています。このCMでは、一般ユーザーを対象にAI Geminiの機能を押し出す広告が展開されており、マーケットへのアプローチが変化していることが分かります。
今後の展開
CMラボは、定期的にレポートを発行し、業界のトレンド情報を提供する予定です。このサービスを通じて、企業は最新のマーケティング動向を把握し、自社の戦略に活かすことができます。
テレビCMのデータサービス「CMラボ」は、業界内外から注目を集める取り組みとして、マーケティング活動に一石を投じています。CMの効果を正確に分析し、ビジネスに活かすための情報を提供し続けています。
CMラボの詳細情報
CMラボのサービスサイトは
こちらです。利用料は無料で、アカウント登録が必要です。サービスは2024年8月29日から本格的に開始される予定です。詳しい情報やリポートに関する問い合わせは、株式会社アカデミアまでご連絡ください。