岡山大学職員ワークショップ
2025-09-30 00:21:42

岡山大学が進める大学職員の高度化ワークショップの成果と展望

岡山大学が進める大学職員の高度化ワークショップの成果と展望



国立大学法人岡山大学は、2025年9月に中堅・若手の事務職員と技術職員を対象に、「国の動向を読み解く力、今こそ身につけよう!」というテーマでワークショップを開催しました。この取り組みは、教員中心の大学法人経営から脱却し、職員がより主体的に経営に関与できるように育成することを目的としています。

ワークショップの内容と目的



開催されたワークショップには、岡山大学をはじめ、信州大学や一般社団法人研究基盤協議会に所属する大学から40名以上の参加者が集まりました。このイベントは、国の政策やその動向を把握し、学内施策にどう反映していくかを学ぶ貴重な機会でした。

初日は、阿部匡史部門長が開会挨拶を行い、その後、松本尊道副部門長が「概算要求の仕組み」をテーマに国の予算や公募事業の流れを説明しました。参加者は少人数のグループに分かれ、文部科学省が新たに公募事業を開始するという仮定のもと、大学がどのように動けるかについて活発な意見交換を行いました。

このワークショップでは、ただ情報を受け取るだけでなく、職員自身が国の動向を理解し、議論に参加・提案できる能力を身に付けることを重視しています。参加者は、「国の動向はわかるが、どう学んでいけばいいかわからない」といった悩みを抱えている中堅・若手職員です。

職員の役割の変化



岡山大学の那須保友学長は、「大学は従来、教員中心で運営されてきましたが、経営には専門的な知識が求められます。今回のワークショップは、事務職員や技術職員がマネジメントに参加できる環境を整えるための取り組みです」とコメントしています。教員だけでなく、職員全員が協働し、大学経営を推進していくことが求められています。

特に、今後の大学の運営にはナレッジワーカーとしての職員が必要であり、情報を知恵に変え、新しい価値を生み出す力が求められます。このワークショップは、そのような人材を育成するための重要なステップとなっています。

今後の展望



岡山大学のワークショップは全4回のシリーズであり、今後も様々なテーマに沿った講演やグループディスカッションが予定されています。特に、国の政策や資料について深く掘り下げ、学内施策への反映方法を実践する内容です。

当大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、地域における研究の中心として成長しようとしています。この取り組みは、地域と世界の未来に向けた重要な一歩と言えます。

岡山大学が目指すのは、単なる教育機関としての役割を越え、地域社会や世界に対して具体的な影響を与える存在となることです。参加者の成長と共に、大学全体の発展が期待されています。どうぞ今後の岡山大学の活動にご期待ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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