新たな風を感じる『文藝春秋』七月号の魅力
2025年6月10日、株式会社文藝春秋から発売された『文藝春秋』七月号は、多彩なテーマと興味深い特集が盛りだくさんです。今号では、若き政治家たちのコメ対決に焦点を当て、小泉進次郎農林水産大臣が「トランプ流」での農業保護を語る記事や、玉木雄一郎国民民主党代表による日本再生計画についての考察が掲載されています。
また、元警察庁長官の露木康浩氏がトクリュウ捜査の裏話を披露するなど、読み応えのある内容が多くの読者の関心を引くことでしょう。政治や社会問題に真剣に向き合う姿が、今の時代を生きる上でいかに重要であるかを再確認させてくれます。
文系・理系を問わず楽しめる内容
特集として、「病んだ米欧から自立せよ」と題した記事も見逃せません。ロシアやハンガリーの現状から学ぶこと、また中国との貿易戦争における誤解を解く高口康太氏の見解など、国際情勢に関しても深い知見が得られます。さらに、特別エッセイとして、グリーンランドの現状に触れた角幡唯介氏の寄稿もあり、さまざまな視点から世界を知ることができます。
特別企画「つながらない新生活様式」
特別企画として、「つながらない新生活様式」が取り上げられています。SNSやスマホに悩まされる現代人への提言として、羽生結弦選手をはじめとする多彩な著名人たちのアドバイスが寄せられています。彼らが実践するライフスタイルや考え方からは、見えないストレスにどう向き合うかのヒントを得ることができるでしょう。
文化面でも大きなトピック
文化面では、70年代ハリウッドを振り返る特集があり、『JAWS』や『カッコーの巣の上で』といった名作が公開50年を迎えるにあたり、映画史に残る瞬間に再びスポットが当たります。映画ファンはもちろん、若い世代にもその魅力を再発見してほしいですね。
認知症と薬の関係
「その病気は薬のせいかも?」と題された記事では、認知症と診断されるケースが、実は薬の副作用に起因することもあるという点を論じています。東京都健康長寿医療センター理事長の秋下雅弘氏による解説は、複雑な医療現場の一端を垣間見ることができ、興味深い内容です。
終わりに
『文藝春秋』七月号は、政治から文化、ライフスタイル、医学に至るまで幅広いテーマを網羅しており、全頁を通して多くの知識と刺激を提供してくれます。ぜひ手に取って、心に響く特集を見つけてみてください。価格は1,400円(税込)で、公式サイトからも購入可能です。読後感が素晴らしいこの号を、見逃してはいけません!